2019年12月21日(土) 年忘れ、山田産土八社めぐり (車、徒歩)
伊勢市立伊勢図書館に所要があり図書館を訪れた。以前に図書館が発行した図書館だより「山田産土八社・・」のことを思い出した。これら山田産土八社では1月から2月にかけて御頭神事が斎行されるので「年忘れ」と銘打ってめぐることにした。図書館を起点として八社(藤社が坂社に合祀されているため七ケ所)を。なお、山田産土八社については次の図書館だよりに詳しく、根拠とともに説明されている。
【参考】
- 古文献にみる - 山田産土八社 坂社 – 図書館だより1月号No179増刊 ふるさとの風 平成二十九年睦月(伊勢市立伊勢図書館) (PDF)
また、本記事を作成中に知ったのだが、伊勢やまだ大学のホームページに山田産土八社のマップがアップされている。巡る順番は自由なので、場所が不明な方はこのマップが参考になる。
【参考】
- 伊勢やまだ産土8社ウォークラリー|eラーニング|何が学べるのか?|伊勢やまだ大学(伊勢市商店街連合会青年部の活動から生まれた市民大学です。) (PDF)
私は伊勢図書館を起点に巡ったので次のルートとなった。
伊勢図書館 → 坂社(八日市場町)[藤社を合祀] → 上社(辻久留) → 今社(宮町) → 須原大社(一之木) → 世木神社(吹上) → 箕曲中松原神社(岩渕) → 茜社(豊川町) → 伊勢図書館
徒歩にて伊勢図書館を出発するとまずは道路を挟んで向かい側にある坂社へ。
【坂社(伊勢市八日市場町) [藤社を合祀]】
鳥居の前に「大祓」の祭典看板が立てられていた。
坂社には
合祀されている[藤社]の扁額も掲げられている。
拝殿前の祭典看板では[大祓]と[歳旦祭]が案内されていた。
また、境内にはしめ飾り置き場が設置されている。
境内社である坂之森稲荷社に続き、伊勢上座蛭子社にもお参り。
道路に面して建つ案内板には1月8日の初えびす祭(伊勢上座蛭子社)が案内されていた。
坂社・藤社を後にするとその前の道路を西方向へ進み、天神丘トンネルをくぐった。
トンネルを抜けるを右へ左へ、こちらの前を通ると
次にお参りする上社の社叢が望める。
【上社(伊勢市辻久留)】
上社の鳥居をくぐり参道を進むと
上社にお参り。
さらに境内社である上社稲荷大明神にも。
いつも気になるのは牛頭夫婦楠の脇に建っているこちらの石柱である。そこには「村上權兵衛」の名が刻されているがいまだに調査できていない。(調べなくては・・・)
【参考】
その後、上社に隣接する志等美神社・大河内神社(豊受大神宮 摂社)および打懸神社(同末社)にもお参り。
上社を後にすると清川の流れに沿うように東方向へ歩いた。ここは???
引込の電柱番号札を過ぎると
民家の壁に初かさもり大祭の案内を見つけた。1月13日だ。
ここでは電柱番号札に「山名」の地名を見つけた。
清川に架かる天神橋を通り過ぎると
山名の地名が残された山名橋の親柱を訪れた。山名町の存在を知ったのはブラッチェiseでのツアーに参加した時だった。
【参考】
- ブラッチェiseミニツアー パイロット版(宮川堤〜筋向橋) 2016年06月19日
山名橋跡の近くの電柱を見上げたところ、そこには「山名」の名はなく[筋向西分5]となっていた。
続いてはそこに名前のあった筋向橋へ向かった。
浦之橋商店街を通り抜けて
たどり着いたのがこちら。高柳商店街のアーケードの入口である。
【今社(伊勢市宮町)】
高柳商店街へ入り鳥居をくぐればここは今社。
祭典看板には[月次祭(12月)]と[歳晩祭]が案内されていた。
また、今社では夏越大祓だけでなく、師走大祓でも茅の輪が立てられる。その準備の真っ最中だった。
【参考】
- 師走大祓の茅の輪、今社(伊勢市宮町) 2018年01月07日
今社の境内社である清川稲荷大明神にもお参り。
今社を後にすると主屋が修繕されている旧御師 丸岡宗大夫邸に立ち寄った。(詳細については別の記事で紹介する)
丸岡宗大夫邸を後にすると須原大社へ。
【須原大社(伊勢市一之木)】
須原大社の社務所脇にある参道へ向かうと、隣のビルが解体されたために鳥居が露わになっていた。
光を浴びて明るくなった鳥居の下を進むと
須原大社、並社、須原稲荷神社にお参り。
正面の鳥居をくぐって須原大社を後にすると
こちらの道標に従って伊勢市駅方向へ。
本日は午前中までに帰宅する計画だったので、月夜見宮にはこちらで遙拝。
鳥居の脇には篝火の準備が終えられていた。
月夜見宮からその東側に続く藪之世古を歩いていると
この細工が気になってしまった。
・
人
人
人
人
人
人
・
伊勢市駅方向へ進むと工事中現場のフェンスに次のデジタルサイネージが掛けられていた。今秋の作業予定に加え現在の騒音と振動がリアルタイムに表示されていた。(時代を体感)
【世木神社(伊勢市吹上)】
伊勢市駅前を通り抜けると世木神社にお参り。
来年の絵馬が完成していた。(詳細は別の記事で紹介する)
伊勢市駅前から吹上交差点を過ぎて明倫商店街を通り抜けると
宇治山田駅にたどり着く。駅を左に見ながら駅を離れると
【箕曲中松原神社(伊勢市岩渕)】
こちらが箕曲中松原神社。
山田産土八社で最近に造替や修繕が実施されていないのはこちらのみ。
蕃塀から望める景色に味がある。そこに見えるのは「伊勢うどん ちとせ」
また、箕曲中松原神社付近の電柱には[松原]の文字がある。
伊勢市岩渕の歩道橋を渡ると
宮崎お花畑を経由して
【茜社(伊勢市豊川町)】
茜社にたどり着いた。
勾玉池側の参道へ進むと勾玉池をパチリ。
あこねさんと通称される茜社。多数鳥居が建てられた参道を進むと
落ち着いた雰囲気の茜社にお参り。
境内社である豊川茜稲荷神社と茜牛天神にもお参り。
社務所前にはどんど火用の薪が準備されていた。
その後、立ち寄るとこちらの駐車場まで満車状態になっていた。お礼参りの人々だろうか。
後は伊勢図書館へ戻るのみ。午前中までに帰宅できるよう急ぎ足になっていた。