2018年01月21日(日) 筋向橋商店会 青年部による稲荷講寒参りの「寒中御見舞」札を求めて(須原大社、外宮・・・) (徒歩)
昨夜の投稿では「常磐町有志による寒参りが実施され外宮を訪れる可能性がある」ことを紹介したが、実際に寒参りが執り行われたのか? とても気になっていたのでその名残を追ってみた。
【参考】
- 宇治青年団による寒参りを思いながら「寒中御見舞」札を求め外宮へ 2018年01月21日
午後1時から伊勢市立伊勢図書館にて伊勢古文書同好会の勉強会があったため、その前後の時間を利用して図書館周辺のお稲荷さんを訪ねてみた。その結果、寒参りは20日に夜に実施され、先に紹介した有志とは「筋向橋商店会 青年部」であることがわかった。
ここでは、各所で見つけた「寒中御見舞」札(筋向橋商店会 青年部)を順に紹介する。
【須原稲荷神社(伊勢市一之木)】
最初に訪れたのは須原大社(伊勢市一之木)、こちらの境内には須原稲荷神社がまつられている。
須原大社、並社でのお参りを終えると左端の社殿である
須原稲荷神社へ向う。
お参りを終えてから柱に貼り付けられている「寒中御見舞」札を眺めると
平成三十年一月二十日付けの「寒中御見舞」札が貼られていた。そこには「筋向橋商店会 青年部」の名が記されていた。
これで、昨夜に常磐町有志による寒参りが実施され、その実体は「筋向橋商店会 青年部」であることがわかった。
【外宮】
もしかしたら外宮にも同様の「寒中御見舞」札が貼られている可能性があるため、ダメもとで訪れてみた。火除橋を渡り
北御門参道を進むと
大津神社へと続く脇参道が分岐する辺りで、北御門参道の左側に白いものを見つけた。
近づいて確認するとそれは須原稲荷神社で目にしたものと同じ「寒中御見舞」札(筋向橋商店会 青年部)だった。これで昨夜に外宮への寒参りも実施されたことが明らかになった。
他にも名残が無いのか? 以前に「寒中御見舞」札を見かけたウロを探してみたがここにも、
こちらにも見つからず。
北御門参道を離れると大津神社へと続く脇参道を進んだ。参道の突き当りには
大津神社が鎮座し、その前には
大クスが立っている。以前はこの先へ立ち入れたが、今は立入禁止となっている。
そのため、注連縄が張られた場所から大クスを眺めるとその根元に白片がひらひらと風に舞っていた。あれも「寒中御見舞」札(筋向橋商店会 青年部)だった。
この後、図書館での勉強会に参加し、勉強会を終えると帰宅の途中に寄り道、寄り道。
【坂之森稲荷社(伊勢市八日市場町)】
まずは図書館前の坂社へ。
こちらには坂之森稲荷社が鎮座している。
お参りしてから貼り紙用の立札を確認すると
その中央には新しい「寒中御見舞」札(筋向橋商店会 青年部)が貼られていた。
【清川稲荷大明神、今社(伊勢市宮町)】
続いては伊勢高柳商店街のアーケード入口付近、今社へ向かうとその境内に鎮座する
清川稲荷大明神にお参りした。
こちらは修繕を終えてまだ新しいからだろうか。こんな所に「寒中御見舞」札(筋向橋商店会 青年部)が貼られていた。こちらにも訪れていたのだ。
清川稲荷大明神を後にすると帰途につく予定だったが、突然月夜見宮にまつられているお稲荷さん(月夜見稲荷大神)のことが頭に浮かんだ。
【月夜見稲荷大神(月夜見宮)】 「寒中御見舞」札は見つからず
午後5時前に月夜見宮へ飛び込むと
月夜見宮にお参りしてからその左側にある参道を奥へと進んだ。
こちらが月夜見稲荷大神。しかし、ここには「寒中御見舞」札など寒参りの名残を見つけることはできなかった。
今回は勉強会の前後2時間弱の散策だったが発見の多い有意義な時間となった。