仮殿が建てられた大山祗神社・子安神社(ともに皇大神宮 所管社)

2019年07月06日(土) 仮殿が建てられた大山祗神社・子安神社(ともに皇大神宮 所管社) (車、徒歩)

皇大神宮 所管社である大山祗神社および子安神社は内宮(皇大神宮)の宮域内の鎮座する。宇治橋の東詰付近から神宮司廳へと続く通路を進むと

大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)の案内板

大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)の案内板

 

右手にこちらの社号札が立っている。

大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)

大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)

 

友人から仮殿が建っているとの情報が届いたので予定を早めて訪れた。すると鳥居の先に雨に濡れた・・・。

仮殿が建てられた大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)

仮殿が建てられた大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)

 

はやる気持ちを抑えるとまずはこちらの手水鉢にて心身を清めた。

大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)専用の手水鉢

大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)専用の手水鉢

 

鳥居をくぐり大山祗神社へ近づくとその前、鳥居の右側にはたしかに仮殿が建てられていた。とにかく、まずはお参り。大山祗神社、

大山祗神社(皇大神宮 所管社)と仮殿

大山祗神社(皇大神宮 所管社)と仮殿

 

子安神社にお参りした。

子安神社(皇大神宮 所管社)

子安神社(皇大神宮 所管社)

 

お参りを終えると仮殿に魅入っていた。こちらは小ぶりな方の仮殿だった。

大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)に建てられていた仮殿

大山祗神社・子安神社(共に皇大神宮 所管社)に建てられていた仮殿

 

ところで、こちらの社地には二社がまつられているのだからお互いが仮殿となる方法もあるのだが、なぜに二社とは別に仮殿が建てられたのか? 仮殿が建てられると言うことは同時に(今回は)修繕が進められるとのことだろう。

 

同時に修繕が進められる理由を私なりに考えてみると、それには御祭神が関係しているのではないだろうか?

大山祗神社の御祭神は大山祗神であり、子安神社の御祭神は大山祗神の御子である木華開耶姫神である。つまり、親子が共に御遷座となる粋な計らいなのかもしれない。

 

ここで、かつての御遷座記録(以前に神宮の広報誌「瑞垣」で調べた一覧)によると

第60回神宮式年遷宮では両社ともに修繕であり、

子安神社(修繕)
1981年11月18日(御遷座) 1981年11月06日(仮殿遷座)
大山祗神社(修繕)
1983年05月19日(御遷座) 1983年04月20日(仮殿遷座)

この際は、二社の御遷座の時期はずれており、お互いが仮殿となってのであろう。

ところが、前回の第61回神宮式年遷宮では両社ともに御造替で

子安神社(造替)
2002年03月25日(御遷座) 2002年02月06日(仮殿遷座)
大山祗神社(造替)
2002年03月25日(御遷座) 2002年02月06日(仮殿遷座)

となり、仮殿遷座も御遷座も両社が同日だった。前回から同日なったのか、それとも往古は同日でそれが復興されたのか? 興味深いものだ。(何を調べればわかるのだろうか・・・)

 

【参考】

 

とにかく、第62回神宮式年遷宮はまだまだ続いている。

 

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