2018年06月03日(日) 更地になっていた井阪長七商店の解体現場(伊勢市河崎) (徒歩)
ここは伊勢市河崎、道路を挟んで百五銀行の向かい側にある。4月中旬に「解体されるよ!」と聞いた井阪長七商店の建物は・・・
全てが解体され、この場所は更地となっていた。
敷地の端に残された鉄筋を確認すると朽ちてかなり細くなっていた。
こんあものしか残されていない。
現地で会ったおばちゃんによると「解体されてホッとしている」との声も聞こえた。
それは管理されずに古くなった建物が河崎には多いから。軒を連ねるこの場所では管理されない建物の老朽化は生活者にとっては不安の種のようだ。このように生活者が不安を感じる状態では、その中に残されている古文書などの歴史史料を保存する意識など芽生えるはずもない。(そんな余裕もないだろう)
伊勢神宮のお膝元として歴史や伝統をアピールする伊勢市なればこそ、行政は積極的にこのような状況の打破に取り組むべきだ。「がんばれ、伊勢市!」
【井阪長七商店 解体の記録】
- 井阪長七商店解体前の史料調査(伊勢市河崎) 2018年04月14日
- 土蔵が解体されていた井阪長七商店(伊勢市河崎) 2018年05月06日
- 解体がさらに進む井阪長七商店(伊勢市河崎) 2018年05月12日
- 解体がさらにさらに進む井阪長七商店(伊勢市河崎) 2018年05月19日
- 鉄筋コンクリートの建物が解体途中の井阪長七商店(伊勢市河崎) 2018年05月27日
10日に井阪商店の跡地を見に行きました。
更地になって、砂利が敷かれていました。
駐車場にでもなってしまうのか?
歴史的建造物や史料が無くなってしまったのが
悔やまれます!!
たかっちさん
砂利が敷かれていたのですか。先週末は訪れることができず状況を把握していませんでした。
無くなってしまったのは残念ですが、あれだけのものを個人で維持するとなると大変なことですからね。
やはり行政なりが伊勢の歴史と伝統を守る政策をとらない限りこの流れは変えられないでしょう。
上っ面の観光ではなくインバウンドにも耐えうる懐の深い観光都市になるためには重要なことだと思います。
もしその方向に転換できないのであれば、これこそが残念です。