2018年02月03日(土) 東海道日永郷土資料館(四日市市泊町) (近鉄、徒歩)
近鉄塩浜駅から大回りして日永に寄り道した理由は先程訪れた追分に続き、東海道日永郷土資料館を訪れるためだった。以前、桑名から東海道・伊勢街道を歩いた。その際、東海道脇に建つ本館を確認したが先を急いでいたために立ち寄ることができなかった。その後も知人からぜひ来館をとのお誘いをいただいていたがなかなか機が熟さなかった。
今回、やっと訪問の機会を得ることができた。追分を背にして東海道を進むと
こちらが東海道日永郷土資料館。
東海道を歩いた時にはこの方向で建物を確認してから通り過ぎてしまった。
【参考】
- 東海道 四日市宿から伊勢街道 鈴鹿宿(近鉄四日市駅~日永の追分) 2014年01月04日
あれから四年が経過していたとは・・・。入口の引き戸を開けるとひとりの男性が迎え入れてくれた。
【参考】
- 東海道日永郷土資料館|四日市地域まちかど博物館
本資料館は八木家の内蔵付き古民家を無償で借り受け、日永郷土史研究会が運営しているとのこと。館内には古地図による説明や「日永足袋」「日永団扇」「追分鳥居」などなど多数の資料が所狭しと展示されている。
写真撮影問題なしとのことで撮影を試みたが「百聞は一見にしかず」、ぜひとも足をお運びいただいきたい。
【入口付近】
こちらの古絵図は色分けされた表現が興味深い。
【入口の奥、かまどのある部屋】
【内蔵】
外から見えていた蔵は内蔵だった。
その中には多数の生活道具や雑貨が所狭しと並べられている。
【内蔵の前の展示室】
田畑地所控や小作人名帳など多数の古文書。
こちらは日永足袋の資料。(日永で足袋が有名だったとは初めて知った。)
採寸してひとりひとりに合った型紙を仕上げてから足袋を作っていたそうだ。
こちらは現在でも製造・販売されている日永うちわ。
こちらは追分の鳥居の図面。この図面をみると地中の様子がよくわかる。
また、鳥居付近の絵図に「ますや」の文字を確認できた。今この場所に建っているのは四日市追分郵便局だろうか?
その他・・・
今日はこれから海山道神社(四日市市海山道町)まで移動するためタイムリミットが迫ってきた。隅から隅まで見学するには時間が足り無さ過ぎだった。
近くの歩道橋に上ると
東海道日永郷土資料館を上方からパチリ。