2018年03月31日(土) 「寒中御見舞」札の他に気になるものが!、伊勢豊受稲荷神社(伊勢市岩渕) (徒歩)
伊勢市岩渕に鎮座する箕曲中松原神社を訪れたので、同じ敷地に隣接してまつられる伊勢豊受稲荷神社にもお参りした。
鳥居をくぐり
お参りしたところ
こちらに「寒中御見舞」札が二枚貼られていた。
その一枚の日付はいかに!
このことよりも実はもっと興味深いことを見つけてしまった。それはこちら常夜燈だった。ここには「奉献 白子圓稲荷」とある。白子圓稲荷は今は所在しない聞くが・・・。
浦口町々史によれば
当社は元岡本町字坊山に祀ってあったが、寛文十年の大火後、坊山の南之坊を同町白子圓に移した時、当社も、同所に遷祀せられた。爾来二百余年を経て、明治九年及び同十五年五月に、二度同町内にて移転したが、越えて大正四年八月二十九日更に現在地(浦口町二八稲荷境内)に遷座したものである。(中略)その後、昭和初期に当社は岡本町に移転し、境内地跡は○天木材が買い取った。
さらに、伊勢市史によれば
近代の社格制度上、無格社と位置づけられ合祀されず、戦後も祭られていたが現在は所在が失われている
とある。
その白子圓稲荷の名がなぜにここにあるのだろう。
また、疑問が一つ追加されてしまった。
この常夜燈の建立者を確認するのを忘れていたので、次回はその点をチェックすること。(自分自身に言い聞かせる)