2018年07月21日(土) 水辺に沿ってお伊勢さん125社を巡りながら伊勢古市参宮街道資料館へ (徒歩)
伊勢古市参宮街道資料館(伊勢市中之町)では特別企画展「大安旅館」が開催中で、しかも本日のみ大安旅館を再現したVR体験会が実施されると聞いた。体験会の開始時刻は13時だったため、寄り道しながら訪れようと2時間ほど前に自宅を出発した。
連日の暑さなのでなるべく田んぼ道や水路に並行する道を選びながら最近訪れていなかったお伊勢さん125社をもめぐることにした。
まずは自宅のご近所さんである
河原神社(豊受大神宮 摂社)にお参り。修繕された新しい殿舎の隣にある御敷地には例の石は戻されていなかった。あの先例は今回で途絶えることになるのだろうか?(時々確認し、清掃担当の方にも聞いてみよう。)
河原神社を後にすると勢田川橋への近道となるこのルートを水路に沿って進むと
港中学校の角にあるこの道標にて「右 竹ヶ鼻七本竹」へ進んだ。七本竹とは神社のことを示すのか、当時は地名として存在していたのか?
【参考】 七本竹についてはこちらも
- 大口神社(伊勢市竹ヶ鼻町) 2012年10月27日
今回は大口神社には立ち寄らずに船倉樋門を過ぎると
勢田川橋へ急いだ。
勢田川橋で勢田川を渡ると二見街道との立体交差となるため一度国道23号から離れ、再び国道23号へ戻ると今度はJR参宮線を越える。
こちらの交差点(黒瀬町交差点)にて国道は直進するが、私は左へ折れた。
鹿海町の民家が建ち並ぶ辺りへ進むと田んぼに囲まれた加努弥神社(皇大神宮 末社)を遠望した。
こちらは石神であり125社のなかで社域が最も狭いと聞く。お参り。
続いては水辺をたどりながら鏡宮神社を目指した。振り返ってのパチリ。
五十鈴川に架かる堀割橋へたどり着くとこれから進むべき方向を遠望した。この先で五十鈴川と朝熊川が合流し、その合流点に鏡宮神社(皇大神宮 末社)が鎮座する。さらの朝熊川の対岸には朝熊神社および朝熊御前神社(ともに皇大神宮 摂社)が小山の中腹に・・・。
堀割橋を渡ると左へ折れ、五十鈴川の右岸をこの道に沿って進んだ。
急なコンクリートの階段を下り、真っ直ぐな参道を進むと視界が開けた場所に鏡宮神社(皇大神宮 末社)が鎮座する。この裏手、朝熊川の辺りには虎石と称する石がまつられているが本日は川面に浸されていた。
VR体験会の開始時刻が迫っているので、急いでお参りを終えると鏡宮神社を後にし
朝熊川に架かる歩道橋(朝熊橋)を渡った。
久しぶりに訪れた朝熊神社。石階を進むと
その先には朝熊御前神社、朝熊神社が並立している。右側が皇大神宮の第一摂社である朝熊神社。
朝熊神社、朝熊御前神社の準備にてお参り。
お参りを終えると先に渡った堀割橋まで来た道を戻った。
掘割橋を渡り返すと続いては五十鈴川の左岸を上流方向へ進んだ。
草がキレイに刈られた堤防道路が途中で一変し、轍以外は草だらけとなった。轍をたどりながら・・・
水辺を目にすると
伊勢二見鳥羽ラインをくぐった。
すでに13時01分、VR体験の開始時刻となってしまった。右へ曲がり田んぼ道を進むのが近道だが、いくら急いでもここから伊勢古市参宮街道資料館まで30分は掛かる。体験定員は約10名なので遅くなればなるほど体験できないかもしれないが、遅れついでに神宮神田を訪れることにした。
堤防道路を先へ進むと左側に神宮神田を遠望。
五十鈴橋までたどり着くと五十鈴川を渡った。
五十鈴橋を渡ると神宮神田を訪れる前にはこちらの社叢へ入った。
こちらには手前に大土御祖神社(皇大神宮 摂社)、さらにその奥に国津御祖神社(皇大神宮 摂社)がまつられている。なお大土御祖神社には宇治乃奴鬼神社(同末社)が国津御祖神社には葦立弖神社(同末社)が同座されている。
お参りを終えると近くの神宮神田へ急いだ。
神田の前にはこのような水路が流れ、
神田では御稲が青々と育っていた。
神宮神田を後にすれば伊勢古市参宮街道資料館を目指すばかり。歩き慣れた田んぼ道を進むとイオン伊勢店を通り抜けた。
伊勢自動車道の側道へ出ると、ここで近鉄鳥羽線を越えた。なお、このことが別の記事へとつながる。
浅香つづら稲荷を過ぎて坂道を上りきれば
伊勢古市参宮街道資料館にたどり着いた。
今日は水辺を選びながら歩いたが、何度も何度も水分を口に含んだ。