2019年03月15日(金) 退位及びその期日奉告祭 奉幣の儀(外宮) (車、徒歩)
本日は次の通り「退位及びその期日奉告祭」が斎行された。
3月15日(金)
■豊受大神宮 大御饌 午前 4時・奉幣 午前 7時
■皇大神宮 大御饌 午前11時・奉幣 午後 2時
伊勢神宮のホームページによれば「退位及びその期日奉告祭」は
天皇陛下のご譲位に際し、神宮にご譲位とその期日を勅使が奉告し、幣帛を奉る
祭典である。
なお、伊勢志摩経済新聞の次サイトには「退位及びその期日奉告祭」の意味、位置づけなどが詳細に紹介され、多数の写真が掲載されている。
【参考】
平日のため、私は外宮にて午前7時に斎行される奉幣の儀の参進しか奉拝できない。
午前6時過ぎに外宮の表参道口へ到着すると
今後、目にすることはできないであろう「退位及びその期日奉告祭」の祭典看板を眺めた。
火除橋を渡り手水舎にて心身を清めると
正宮にお参りしてから蕃塀の近くで待機していた。報鼓が打たれると祭典の開始が告げられた。
なお、蕃塀の裏側には木柵が置かれその先へは進入できなかったが、午前4時に斎行された大御饌の儀にて使用された松明の名残、
さらにこんな名残も。
しばらくすると、第二鳥居で修祓を終えた参進の列が進んできた。
「退位及びその期日奉告祭」は臨時祭であるが五大祭のひとつである祈年祭に準じて斎行されたそうだ。
幣帛を先頭に勅使、祭主、大宮司ら多数の神職が板垣南御門、さらには外玉垣南御門へと。
参進の列が御垣内へ姿を消し、しばらくすると参拝が許された。
大荷物のカメラマンが掛ける姿が印象的だった。本臨時祭に臨場した慣れていないカメラマンだろうか?
私は出勤のために、大御饌の儀の名残を追いながら北御門参道を進んだ。
忌火屋殿の前庭にある祓所からの参進を想像しながら、その列と逆行すると
祓所の出入口へたどり着いた。
浄暗に斎行された大御饌の儀の修祓を想像しながら、外宮を後にした。