2018年10月27日(土) 大竹魚店稲荷を探して・・・(伊勢市常磐) (徒歩)
先に紹介した伊勢 郷土史草 第二十九号に掲載されている酒徳潮さんによる論考「伊勢市内の稲荷社(下) – 山田・宇治地域を中心に -」では、第四章 伊勢市における稲荷社の性格、第二節 稲荷社と稲荷講において、現存しないとされる<中廻り>ルートの中に
大竹魚店稲荷
の名が記されている。
伊勢市内の「大竹魚店」をネット検索すると「大竹商店」がヒットした。
私の中で手がかりは伊勢市常盤にある「大竹商店」しか無かった。これは訪ねる(尋ねる)しかない。「お稲荷さん探訪の伊勢ぶらり」の際に「大竹商店」を訪ねた。
「伊勢のお稲荷さんを調べていて古い資料で大竹魚店稲荷を見つけた。こちらではと思い・・・」と尋ねると「それは本店にあった。伏見さんにお返ししたと聞いているので今はどうなっているのかわからないが・・・。」と教えていただいた。その後、伊勢神宮との関係やその他のお稲荷さんおよび神社についてなど興味深い話を聞くことができた。「大竹本店」があった場所を教えていただくと「大竹商店」を後にした。(感謝)
先ほどまで歩いていた浦之橋商店街へ戻ると教えていただいた「うどん屋」と「お菓子屋」の隣を目指した。その目的地である「大竹本店」は今、その前面が駐車場となっている。駐車場脇の通路を奥へ進むと表札を確認してから玄関フェンスを開けると敷地の中へ入った。しかし、玄関には呼び鈴がなく施錠されていたためお話を伺うことはできなかった。
改めて訪ねてみよう。