2019年10月20日（日） 仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会（丹生山神宮寺） （車、JR、徒歩）
丹生山神宮寺（多気郡多気町丹生）では、仁王門の修復、および2017年の台風21号により倒壊してしまった回廊の再建を終え、「仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会」が執り行われた。
午前9時に開始との案内をいただいていたので、なんとか10分前に到着すると仁王門の前には法会に参列される方々が記念撮影のために集まっていた。
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会（丹生山神宮寺）
寺務所へ向かうと法会に従事する多数の僧侶が仁王門へ移動を始めた。
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会（丹生山神宮寺）
これにて記念撮影。
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会（丹生山神宮寺）
記念撮影を終えると仁王門での落慶記念法会が開始された。
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
仁王門の先には和歌山別街道が続いている。
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
仁王門の両側を多数の拝観者が取り囲むなか、法会は続けられた。
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
仁王門下での読経を終えると仁王門の脇にバケットが用意された。
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
それは仁王門の二階から四方を祓うためだった。
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
祓い役を担当されたのは西村彦蔵さんだった。
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
西村彦蔵さんは立梅用水の敷設に尽力された西村彦左衛門さんの子孫（七代目）であり、丹生のために資金面も含めて大いに貢献されている方だ。
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
【参考】
扇子に続き、何が撒かれたのか、餅・・・
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
四方祓いが終わると
仁王門での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
僧侶や参列者は法螺貝の合図に従い、仁王門を後にすると
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会（丹生山神宮寺）
参道を進んだ。
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会（丹生山神宮寺）
この場所で一時停止すると丹生神社の方向に向かって読経が続いた。
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会（丹生山神宮寺）
その後、再建された回廊の下へ移動すると、回廊脇の石段でも記念撮影が。
回廊での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
記念撮影が終わると
回廊での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
回廊での落慶記念法会が執り行われ
回廊での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
回廊での落慶記念法会（丹生山神宮寺）
新しい回廊のくぐり初めが開始された。
再建された回廊のくぐり初め（丹生山神宮寺）
先導の僧侶が回廊を抜けると続いて・・・
再建された回廊のくぐり初め（丹生山神宮寺）
最初の一行が大師堂にて礼拝。
再建された回廊のくぐり初め（丹生山神宮寺）
法会への参列者のくぐり初めが終了すると回廊は一般の拝観者にも開放された。
再建された回廊（丹生山神宮寺）
「みなさんもどうぞ」の言葉にすかさず対応すると私も回廊への入口へ急いだ。以前は土足禁止だった回廊は土足で歩けるようになっていた。
再建された回廊のくぐり初め（丹生山神宮寺）
そのため、その内部はコンクリートの打ちっぱなしとなっていた。階段とスロープが組み合わされたような構造の足元は慣れないとかなり歩きにくさを感じた。（慣れるように何度も訪れよう！）
再建された回廊のくぐり初め（丹生山神宮寺）
初めて歩く子どもたちは楽しそうだった。次回は人が少ない時にじっくりと回廊を歩いてみよう。
再建された回廊のくぐり初め（丹生山神宮寺）
回廊を抜けると大師堂にてお参り。
再建された回廊のくぐり初め（丹生山神宮寺）
回廊下へ戻ると多数の方がまだまだ列んでいた。
再建された回廊のくぐり初め（丹生山神宮寺）
台風被害の現場（その時の記録は文末にリンクを掲載）を目の当たりにした時はこんな日が来るとは想像できなかった。おめでたい。
再建された回廊（丹生山神宮寺）
仁王門、回廊にての法会が終了すると本堂において落慶記念法会が進められた。
本堂での仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会（丹生山神宮寺）
回廊下に人がいなくなったので、こちらをパチリ。柱が養生された石燈籠であるが何か違和感がある。「そうだ、笠石がない！」
違和感を覚えた石燈籠（丹生山神宮寺）
その相棒はこんなところに隠れていた。多数の拝観者が訪れるから事故防止の対応だろう。（素晴らしい配慮だ。）
違和感を覚えた石燈籠の理由（丹生山神宮寺）
本堂での法会が終了すると本堂脇に設置されたステージにおいて落慶記念式典が開催された。
本堂脇ステージでの落慶記念式典（丹生山神宮寺）
功労者表彰の後、
本堂脇ステージでの落慶記念式典（丹生山神宮寺）
挨拶等が続いた。
本堂脇ステージでの落慶記念式典（丹生山神宮寺）
本堂脇ステージでの落慶記念式典（丹生山神宮寺）
本堂脇ステージでの落慶記念式典（丹生山神宮寺）
以上で記念式典の終了とともに「仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会」は終了となった。
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会の終了（丹生山神宮寺）
特別ステージに敷かれた毛氈の照り返しが印象的な本堂を後にすると
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会の終了（丹生山神宮寺）
仁王門の前へ移動した。仁王門の前には大修繕の落慶を記念し、旧鯱瓦が設置されていた。
仁王門大修繕落慶記念で設置された旧鯱瓦（丹生山神宮寺）
仁王門大修繕落慶記念で設置された旧鯱瓦（丹生山神宮寺）
仁王門大修繕落慶記念で設置された旧鯱瓦（丹生山神宮寺）
仁王門大修繕落慶記念で設置された旧鯱瓦（丹生山神宮寺）
仁王門大修繕落慶記念で設置された旧鯱瓦（丹生山神宮寺）
最後に仁王門を覗くと
落慶記念法会を終えた仁王門（丹生山神宮寺）
以前は多聞天と思われていた像をパチリ。
解体修理で明らかに、多聞天ではなく増長天（丹生山神宮寺 仁王門）
今回の解体修理で書付が見つかりこの像は多聞天ではなく増長天であったことが明らかになったそうだ。
そしてお隣の持国天。
修繕された持国天（丹生山神宮寺 仁王門）
道路側へ回ると仁王像をパチリ、パチリ。
修繕された仁王像（丹生山神宮寺 仁王門）
修繕された仁王像（丹生山神宮寺 仁王門）
待ち遠しかった仁王門の修復と回廊の再建がついに終わった。（祝！）
仁王門修復並びに回廊再建落慶記念法会の日（丹生山神宮寺）
【参考】
仁王門について
- 山門（仁王門）は大規模な修復工事に、丹生大師（丹生山神宮寺）（多気郡多気町丹生） 2017年10月28日
- 修復のために仁王門が姿を隠した丹生大師神宮寺（多気郡多気町丹生） 2018年02月10日
- 丹生山神宮寺の仁王門が気になり多気郡多気町丹生へ 2018年03月17日
- 神宮寺仁王門の調査報告会並びに講演会、丹生山神宮寺（多気郡多気町丹生） 2018年03月18日
- 地鎮祭を終えていた仁王門の修復工事、丹生山神宮寺（多気郡多気町丹生） 2018年04月14日
- ツアー前に丹生山神宮寺、丹生神社プチぶらり（多気郡多気町丹生） 2018年12月02日
- 【予告】丹生大師仁王門完成事前見学会（8月31日） 2019年08月20日
回廊について
- 残念ながら台風21号により倒壊した回廊、丹生大師（丹生山神宮寺）（多気郡多気町丹生） 2017年10月28日
両者について
- 仁王門の修復とともに回廊の再建が開始された丹生山神宮寺（多気町丹生） 2019年05月04日
- 仁王門は屋根瓦が葺き始められ、回廊の再建も進む丹生山神宮寺（多気郡多気町丹生） 2019年05月26日
- 修復が進む仁王門では天に丸瓦・地に石板、回廊では屋根、丹生山神宮寺（多気郡多気町丹生） 2019年06月29日
- 台風対策で一時的に屋根が現れた仁王門と再建が進む回廊、丹生山神宮寺（多気町丹生） 2019年08月13日
- 丹生大師仁王門完成事前見学会と瓦葺き作業中の回廊（多気町丹生） 2019年08月31日
- 足場が取り外された仁王門と回廊、丹生山神宮寺（多気町丹生） 2019年09月21日
