2019年11月07日にリニューアル開館したせんぐう館(外宮 勾玉池)

2019年11日09日(土) 2019年11月07日にリニューアル開館したせんぐう館(外宮 勾玉池) (徒歩)

式年遷宮記念 せんぐう館 は、2012年03月27日の竣工から5年半ほどが経過した2017年10月、台風21号による浸水被害のために休館となっていた。

あれから2年あまりが経過した2019年11月07日、修復工事を終えたせんぐう館がリニューアル開館した。

せんぐう館 リニューアル開館のパンフレット

せんぐう館 リニューアル開館のパンフレット

 

リニューアル開館の当日は平日だったので、最速で訪れることができる本日にせんぐう感へ急いだ。

 

正宮にお参りを終えてからこちらへ進むと

2019年11月07日にリニューアル開館したせんぐう館へ

2019年11月07日にリニューアル開館したせんぐう館へ

 

開けられた入口の扉には以前とは異なる案内が掲げられていた。

せんぐう館の開館時間・観覧料の案内板

せんぐう館の開館時間・観覧料の案内板

 

休館中の掲示

せんぐう館 臨時休館のお知らせ(外宮)

せんぐう館 臨時休館のお知らせ(外宮)

 

休憩舎へ進むと勾玉池に反射した太陽の光が天井を揺らしていた。眩く心躍る雰囲気は、リニューアルされたせんぐう館に対する私の気持ちを表していた。

せんぐう館 休憩舎から望む勾玉池と奉納舞台

せんぐう館 休憩舎から望む勾玉池と奉納舞台

 

規制が解除されたせんぐう館へのアプローチをゆっくりと進むとせんぐう館の人となった。

せんぐう館へのアプローチ

せんぐう館へのアプローチ

 

受付にて入館料を支払うと注意事項として「館内では撮影はできません」と告げられた。しかし、館内から勾玉池を撮影できると聞いていたので、そのことを確認すると、「勾玉池は大丈夫ですが、館内の展示は撮影できません」とのことだった。

順路に従って進むと展示室1、2、3・・ 修復前の展示に対しても時間を掛けて魅入ってしまった。

昭和四年式年遷宮絵詞については、遷御の絵だけでなく文章にも注目しじっくりと読んでいた。行障、絹垣、伶人、玉串行事所などの言葉を絵で確認しながら・・・

展示室4、御神宝の調整工程については匠の技の素晴らしさに感動しつつも、気になることが2点あった。ひとつは調整工程の変化を工程サンプルを並べて紹介されているが、玉佩筥(ぎょくはいばこ)と玉筥のサンプルが進行方向とは逆順に展示されていたことだった。(これは以前と変わらないのかもしれないが、今回はかなり注視してしまったからだろうか)

【2019年11月11日 追記】
いろいろと考えていたら、これは完成品から工程を遡りながら中身を明らかにする演出なんだ。との思いに至った。私は完成までの工程を最初から辿ろうとして、他の観覧者の流れと逆行してしまったので違和感を感じたのだった。

もうひとつは、菅御笠のビデオが停止していたこと。(受付にそのことを伝えようと思っていて忘れてしまった。) なお、ここではビデオの停止から思考が過去へ向かい深江郷土資料館での出来事を思い出していた。

【参考】

 

続いては展示室5,外宮正宮の原寸大模型について。説明員の方に尋ねたところ、

屋根の部分まで浸水したため萱はすべて葺き替えた。しかし柱等の用材は洗いのみでカンナを掛けずに現在の状態になっている。

とのことだった。

最後に、原寸大模型の向かいの展示室6の展示内容は配置や展示品が変化していた。

しかし、ここで特に気になったのは次のものだった。(以前にも展示されていただろうが・・・)

  • 透明な直方体に閉じ込められたヒノキの球果
  • 鳥総(とぶさ)立て
  • 葺萱の蛇腹の種類(平、隅、妻、天)
  • 鰹木の成形工程(8角形→16→32→64→丸)
  • 高欄四辻(こうらんよつつじ)

この中でも特に魅入ってしまったのは、高欄四辻の実物とその説明であった。これは説明を読んで理解しないと仕組みの凄さを十分には理解できないほどだ。

記憶できなかったので記録した内容をまとめると次の通り。

高欄四辻は高欄の隅の交差部分で8つの部材から構成されている。平桁の上にあり、丸桁を受ける桝づか(たしか、木 + 短 と書かれていたような、調べても見つからないので「ひらがな」で。見間違いだったか?)からは、上方向に枘(ほぞ)が下方向には長枘が伸びている。長枘は桝づかの下にある平桁、たたらつか、土居(どい)を貫通し、土居の側面より込栓(こみせん)が打たれる。また上部の枘は丸桁の上端まで貫通し上から割楔が打たれる。このように桝づかから上下に伸びる枘により高欄全体が堅固になる。なお、土居側面からの込栓と丸桁上部の割楔は金銅飾金物で隠される。

このように出来上がった状態では匠の技を知る由もない。この隠された技こそが匠の技であることを再認識できた。

各展示に魅入っていたらすでに2時間が経過していた。

展示室7には本年度の遷座予定等が示されていたので、それについては別の記事で紹介する。

 

こちらでは、勾玉池をパチリ。

せんぐう館から望む勾玉池と奉納舞台

せんぐう館から望む勾玉池と奉納舞台

 

このビューで撮ったのは初めてだ。

せんぐう館から望む勾玉池と奉納舞台

せんぐう館から望む勾玉池と奉納舞台

 

時間が許せば閉館時刻まででも居られそうな場所である。

せんぐう館から望む勾玉池と奉納舞台

せんぐう館から望む勾玉池と奉納舞台

 

今日は午後から河邊七種神社での古文書に参加するの・・・

せんぐう館の案内冊子は新しくなって(写真は以前のものだが、一部追加はドローンによる撮影)いた。

せんぐう館を案内する冊子(リニューアルの前と後)

せんぐう館を案内する冊子(リニューアルの前と後)

 

新しいもの(右側)はベージ数も大幅に増えており、そのため内容も充実している。

 

訪れればさまざまな発見があるだろう。

私も再訪しよう。ひとつ解決すると、次に新たな疑問点が・・・

 

 

せんぐう館に関する記録のまとめ

【式年遷宮記念 せんぐう館の復旧工事に関する記録の一覧】

 

【式年遷宮記念 せんぐう館の建設工事に関する記録の一覧】

2010年07月04日(日) 伊勢市立郷土資料館、外宮めぐり
2010年09月01日(水) 朔日参り、早朝参拝(外宮めぐり)
2010年12月29日(水) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)
2011年01月29日(土) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)
2011年02月11日(金) 雪化粧された外宮
2011年03月13日(日) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)
2011年04月24日(日) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)
2011年05月22日(日) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)
2011年07月02日(土) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)20110702
2011年07月30日(土) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)20110730
2011年08月07日(日) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)20110807
2011年09月11日(日) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)20110911
2011年10月16日(日) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)20111016
2011年11月20日(日) 式年遷宮記念 せんぐう館(建設中)20111120
2011年12月17日(土) 式年遷宮記念 せんぐう館(プレス公開の二日後)20111217
2011年12月30日(金) 式年遷宮記念 せんぐう館 20111230
2012年01月02日(月) 休憩舎(せんぐう館)の一時開放
2012年01月22日(日) 4月7日に開館を控えたせんぐう館の現状と建設経過まとめ
2012年03月14日(水) 式年遷宮記念 せんぐう館の落成式前のプレス公開
2012年03月24日(土) 開館に向けて最後の追い込み 式年遷宮記念 せんぐう館
2012年03月27日(月) 式年遷宮記念 せんぐう館 竣工式

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*