2018年02月11日(日) 思いがけない出来事・・・、一之瀬神社獅子神楽(度会町脇出)2018 (車、徒歩)
今年も訪れた一之瀬神社(度会町脇出)の獅子神楽、その詳細については過去に投稿した記事(2015年には動画もあり)に譲ることとし
【参考】
- 一之瀬神社の獅子神楽(度会町脇出) 2015年02月11日
- 一之瀬神社獅子神楽、一之瀬神社にて(度会町) 2017年02月12日
ここでは今年のダイジェストとして写真を列挙するに留める。
一之瀬神社の例大祭であるこの日、各地区(南中村、和井野、脇出、市場の四地区)での奉納舞を終えると午後には四地区が一之瀬神社へ集結し獅子神楽を奉納する。境内の東西にある舞場で2地区が同時進行となることは興味深い。
一之瀬神社に到着すると社務所脇には幟旗が高く掲げられていた。
掲示板には例大祭の次第は記され
次の通りであった。
【前半】
東舞場 和井野
西舞場 南中村
【後半】
東舞場 市場
西舞場 脇出
手水舎にて心身を清めた後、鳥居の先の石階を登るとその正面に拝殿が建っている。石階から拝殿へと続く参道を境とし左側が西舞場、右側が東舞場となっている。私は拝殿にてお参りを終えると獅子神楽に没頭した。
各地区ともに特徴があり舞はもちろんさまざまな相違点を見つけるのも面白い。そのためには、現地を訪れて体感するのが一番だ。ぜひとも一之瀬神社の獅子神楽へ足を運んで!
また本記事のタイトルには「思いがけない出来事・・・」とあるが、その件は最後にまとめることとし、まずは獅子神楽の写真を・・・
【南中村区獅子神楽】 (前半 西舞場)
【和井野区獅子神楽】 (前半 東舞場)
【脇出区獅子神楽】 (後半 西舞場)
【市場区獅子神楽】 (後半 東舞場)
以上で4地区の奉納を終えたところを神宮宮域遙拝所の前から
眺めるとこんな様子である。
見学者の多くがその手にビニール袋、なかには大きなカゴを持参する人もいた。それはこの後の餅まきに臨むためだった。餅まきのために紅白幕が張られると
餅まきの前に舞姫により豊栄の舞が奉納された。これは午前中に斎行された祭典にて奉納した舞をこの場でも披露するためのものだった。
懸命に舞う舞姫たち、
舞を終えるとホッとしたのか笑みがこぼれていた。一列になり天冠の紐を解く姿が微笑ましかった。こちらも笑顔に・・・
豊栄の舞奉納が終わるとついに餅まきが開始された。多量の餅が次から次へとまかれ
境内は熱気に満ちていた。
以上で一之瀬神社獅子神楽は終了となったが、私にとっての思いがけない出来事は次の3つだった。
まず、ひとつ目は知人である御村一真(度会町南中村)さんが獅子神楽で篠笛を吹いていたことだった。どうやら二年に一度役が回り、今年は経験したこともない篠笛の担当になったとのこと。かなり練習を重ねたがなかなか思うように吹けなかったと・・・。お疲れ様でした。(私も篠笛を吹いてみたい。)
続いては、度会町棚橋の御頭神事で奉仕している味噌井拓志さんとの再会。たしか昨年の下久具の御頭神事にて初めて(?)お目にかかり、今年は上社の御頭神事でも・・・。しかし、お名前も知らず顔見知りの状態だった。
【参考】
- 獅子頭安置所での祭典(下久具の御頭神事) 2017年02月04日
- 御頭神事(上社)2018 2018年01月14日
今回、一之瀬神社でもお会いすることができたので挨拶を交わすと次の冊子を手渡してくれた。
この冊子は
三重の古文化102 抜刷(三重郷土会 2017年)
平成二十七年以前の三重県度会町における棚橋の御頭神事
についてまとめた論文だった。それは以前にお会いした際、私が棚橋の御頭神事で重要視されるイモについて質問したため、もしかしたら本日私に会えるかもと思いこの冊子を持参してくれていたのだった。(感謝)
そして、最後は一之瀬神社の宮司である濱岡裕之さんとの出会い。お話する機会があり名刺を頂いたが、私にはブログカードくらいしかお渡しできるものがないと言いながら・・・
すると濱岡宮司から思わぬお言葉をいただいた。どうやら一之瀬神社に関するブログ記事(先に紹介したリンク)を見ていただいたようで、他にも度会町の記事、さらには松下社(伊勢市二見町松下)の遷座祭についても・・・(感謝)。濱岡宮司は松下社の遷座祭にて奉仕されていたとのこと。
【参考】
- 松下社の御新遷、遷座祭(伊勢市二見町松下) 2015年10月24日
今回、一之瀬神社では素晴らしい獅子神楽に加え、素晴らしい出会いにも恵まれた。(感謝)