2018年06月09日(土) 美杉ぶらぶら(津市美杉町奥津) (車、徒歩)
津市美杉町三多気に続き訪れたのは同奥津。ここ伊勢奥津駅は2009年の台風18号により甚大な被害を受け廃線も危ぶまれた名松線の終着駅である。長い年月がかかったものの名松線は何とか2016年3月26日に運行が再開された。出発する列車を見送りながらのパチリ。
伊勢奥津駅を後にすると映画館跡の前を過ぎ
その先で伊勢本街道に出た。十字路を真っ直ぐ進むと川上山若宮八幡宮だが今日は時間がなかったので伊勢本街道の一部と未だ訪れたことにない奥津の各所を巡ることにした。ぶらぶらと。
【参考】
- 川上山若宮八幡神社(津市美杉町川上) 2015年05月16日
「未だ訪れたことのない。」を実践するために先ほどの道標群の脇から河原へ下ってのパチリ。
伊勢本街道へ戻ると各家に掛けられているのれんを楽しんだ。
この付近の伊勢本街道についてはこちらでも紹介している。
【参考】
- 伊勢本街道 JR伊勢奥津駅〜正念寺(津市歴史健康ウォーク 美杉コース) 2018年06月09日
お馴染みの「ぬしや」の前を通過。最近(2018年04月〜)は予約すると建物の内部を見学できるそうだ。
しばらく先へ進むと今は営業していない稲森酒造の前で伊勢本街道は右へ折れる。いつ見てもこの扉は印象的である。
本日は奥津をぶらぶらなので伊勢本街道を追いかけることはせずに直進した。
見慣れない形状の手押しポンプを見つけると先へ・・・。
奥津踏切で名松線を越えると
その先は国道368号。伊勢奥津駅へ戻る方向へ歩いていると2台のバイクが追い越して行った。
左手には稲森酒造の酒蔵と煙突が望めた。今は使われていないのだろう・・・。
さらに進むと右手にはこの案内板が立ち、市指定文化財である念佛寺の宝篋印塔と県指定文化財である八幡神社本殿を紹介している。
まずは八幡神社にお参りした。鳥居をくぐり石階を登ると
拝殿にてお参り。
本殿には覆屋が掛けられ風雨から守られていた。そのためその全貌をいや、一部さえも眺めることは困難だった。
八幡神社にお参りを終えて右手方向へ進むとそこには宗福寺が建っていた。その前からの眺めは
こんな風景だった。
宗福寺、八幡神社を後にすると念佛寺へ移動した。本堂の左手に墓地があり、その最奥部には
例の宝篋印塔がまつられていた。
念佛寺を後にしてから国道を横断するとその先にはこんな踏切、遮断機も警報機もない。「ふみきり注意 左右確認」と記されているだけの簡素なものだ。
踏切を渡って振り返るとサイクリストが集団で通り過ぎた。
踏切を背にするとこんな建物が続き、
2階の窓には・・・。
駅前へ戻ると「八幡宮 是ヨリ五十丁」とあり、先ほど訪れた八幡神社と間違えたが、距離が50丁とはおかしいなと思いよく見れば「八幡宮」の上に「若宮」の文字が見て取れた。
先程からぶらぶらしていて、ずっと気になっていたのは稲森酒造の煙突だった。煙突がよく見える場所を探してのぶらぶら。かなり歩きまわった。
「ぬしや」の前から
伊勢奥津駅前まで戻ると美杉ぶらぶら(津市美杉町奥津)は終了となった。
この後は、石造物調査成果の報告会の会場である美杉ふるさと資料館へ向かった。