2019年08月31日(土) 丹生大師仁王門完成事前見学会と瓦葺き作業中の回廊(多気町丹生) (車、徒歩)
次の記事でも紹介していたように、本日8月31日(土)は、多気郡多気町にある丹生大師(丹生山神宮寺)において仁王門の完成事前見学会が開催された。この機会を逃すと仁王門の二階部分を間近で目にすることはできないこともあり、この機会を逃すまいと【キタヰの妻】とともに丹生へ向かった。
【参考】
- 【予告】丹生大師仁王門完成事前見学会(8月31日) 2019年08月20日
現地に到着すると普段とは異なり多数の人が丹生山神宮寺へと向かっていた。
仁王門完成事前見学会に参加する人々の長い列を横目に見ながらまずはお参り。大師堂へと続く回廊は再建中であり、瓦を葺く作業が続けられていた。
こちらは渡り廊下になるのか、このままの状態になるのか?
階段に沿って斜めに続く回廊の屋根では
職人さんが水平部と斜部との継ぎ目に葺くための瓦を加工していて切削扮が舞い上がっていた。職人さんに確認したところ回廊の屋根ははとんどをひとりで葺かれるとのことだった。(後世に残る仕事は羨ましい。) 「熱い中、お疲れ様です。」
大師堂にてお参りを終えると江戸期の燈籠と新しい回廊をパチリ。
今回の再建で回廊の屋根に葺かれるのは三州瓦だった。
【参考】
回廊に沿って石階を下る途中でも
パチリ、
パチリ。
石階をあとにして本堂にてお参りしたところ、その脇には多数の瓦が残されていた。
これにてお参りを終えたので、残るは仁王門完成事前見学会。
見学者の最後尾へ列ぶとヘルメットを受け取るまでは約20分。
列ぶのが嫌いな私は20分を耐え忍び、ヘルメットを被りあご紐を締めると足場の階段へ進んだ。
こちらは足場の階段で仁王門の二階へ上ったところ。
その場から見下ろすと見学者の列の長さは私達が列んだ時と変化していなかった。
ここからが仁王門の二階部分で、こんな間近で目にできるのは最初で最後。待っている見学者のことを考えつつも
仁王門の周囲をゆっくり、ぐる〜〜〜〜〜〜りと観察した。
さらに上へと続く階段が準備されていたので、「屋根の上へも行けるのですか?」とダメもとで確認すると「台風のために工事用のシートを巻き上げてあり危険な可能性があるので上へは行けません。」とのこと。
先ほどと変わらない列の長さを確認すると
足元に注意しながら階段を下った。
仁王門の落慶記念法会は10月20日(日)。ああ、待ち遠しい。
【参考】
仁王門について
- 山門(仁王門)は大規模な修復工事に、丹生大師(丹生山神宮寺)(多気郡多気町丹生) 2017年10月28日
- 修復のために仁王門が姿を隠した丹生大師神宮寺(多気郡多気町丹生) 2018年02月10日
- 丹生山神宮寺の仁王門が気になり多気郡多気町丹生へ 2018年03月17日
- 神宮寺仁王門の調査報告会並びに講演会、丹生山神宮寺(多気郡多気町丹生) 2018年03月18日
- 地鎮祭を終えていた仁王門の修復工事、丹生山神宮寺(多気郡多気町丹生) 2018年04月14日
- ツアー前に丹生山神宮寺、丹生神社プチぶらり(多気郡多気町丹生) 2018年12月02日
- 【予告】丹生大師仁王門完成事前見学会(8月31日) 2019年08月20日
回廊について
- 残念ながら台風21号により倒壊した回廊、丹生大師(丹生山神宮寺)(多気郡多気町丹生) 2017年10月28日
両者について
- 仁王門の修復とともに回廊の再建が開始された丹生山神宮寺(多気町丹生) 2019年05月04日
- 仁王門は屋根瓦が葺き始められ、回廊の再建も進む丹生山神宮寺(多気郡多気町丹生) 2019年05月26日
- 修復が進む仁王門では天に丸瓦・地に石板、回廊では屋根、丹生山神宮寺(多気郡多気町丹生) 2019年06月29日
- 台風対策で一時的に屋根が現れた仁王門と再建が進む回廊、丹生山神宮寺(多気町丹生) 2019年08月13日