2018年02月10日(土) 修復のために仁王門が姿を隠した丹生大師神宮寺(多気郡多気町丹生) (車、徒歩)
本日はゆったりと過ごすつもりだったが、【キタヰの妻】の一言「去年台風で壊れた丹生のお寺・・・に行ったことがある?」。それは何か、TV番組の録画を観ていた時だった。時刻は午後2時前、私の中では倒壊した回廊のその後についても気にはなったが、そのこととともに仁王門が解体されたことを数日前に知ったことが思い出された。
【参考】
- 残念ながら台風21号により倒壊した回廊、丹生大師(丹生山神宮寺)(多気郡多気町丹生) 2017年10月28日
- 山門(仁王門)は大規模な修復工事に、丹生大師(丹生山神宮寺)(多気郡多気町丹生) 2017年10月28日
大人しく自宅で過ごそうと思っていた私だったがその一言に背中を押され「今から行ってみる?」と【キタヰの妻】を誘いドライブの人たちとなった。
一時間弱で丹生に到着すると・・・ 確かに仁王門が無い。
仁王門は姿を消していた。
工事用のフェンスの前にはこちらの看板が掛けられていた。
丹生大師神宮寺仁王門修復事業
2019年10月完成予定
完成前二年弱、時々訪れれば仁王門の建築過程を垣間見ることができるだろうか?
今はこの状態だった。
仁王門跡の前に立つ掲示板には次の案内があった。
解体した山門(仁王門)の鬼瓦・鯱などをホールにて展示しています(←)。
是非、ご覧下さい。
時間は午前十時〜午後三時迄です。
ホールとはこちらの建物で
その入口にはこの掲示があった。時刻は午後2時55分。あと5分しかなかった。引き戸を開けると
解体して取り外された貴重な部材(鯱、大棟鬼板、鬼瓦、高欄の宝珠など)が所狭しと展示されていた。
これらを見学するにはタイムリミットの5分では足りなかった。改めて訪れよう。
また、こんな立派なパンフレットも用意されていた。
ホールを後にすると大師堂にお参りするため、回廊下へ移動すると昨年の台風21号で倒壊した回廊はすでに撤去されその場所は回廊跡となっていた。
前回同様、以前にその中の階段を歩いて登ったことがある回廊を思い出しながら
迂回路を進むと
大師堂にお参りした。
大師堂から迂回路を下ると観音堂の前には取り外された積み石が集められていた。回廊の入口付近に積まれていた石だろうか。
最後に仁王門があった場所を遠望すると山の端を見通せる状態にあり、それは新鮮であったがとても違和感があった。
仁王門が完成するまでに何度か丹生を訪れよう!