2018年02月17日(土) 第2回伊勢湾を綺麗にし隊・海に恩返しし隊への参加、思わぬご褒美にも感謝 (車、徒歩)
佐伯悦子さんと小池良さんにより立ち上げられた清掃活動「伊勢湾を綺麗にし隊・海に恩返しし隊」。海岸に流れ着いたゴミを個人で地道に拾い集めていたもののそれでは拾いきれない大量ゴミに対処するため、イベントとしてこの隊を立ち上げたそうだ。
第1回は平日だったため私は参加できなかったが、その時は鳥羽市長をはじめ鳥羽市の職員ほか総勢10名の参加によりゴミ袋100袋分のゴミを海岸から拾い集めたそうだ。
今回は土曜日の実施だったため、外宮にて祈年祭の拝観を終えると私も駆けつけた。また【キタヰの妻】に「鳥羽の海を清掃に行く」と告げると「私も行く」と・・・、以前にボーイスカウトのリーダーを引退しボランティア活動から遠ざかっていた【キタヰの妻】は再びその思いに火が着いたのだろうか。
鳥羽の街中を抜けて鳥羽ハローの交差点を左折し安楽島へ向かうと道なりに山を越えた。目的地はフジタ第3鳥羽マンションの前にある海岸だった。
フジタ第3鳥羽マンションを背にすると海岸へと下る階段がある。その階段を下るとさらに坂道の
先には海が広がり、右手の方に加布良古崎が望める。潮が引けばここから海岸沿いに加布良古崎へ行けるそうで、加布良古崎への取り付き付近には井戸があるとのこと。加布良古崎も大切な場所だ。
私がこの海岸清掃に参加した理由は、主催者であるおふたりの思いに共感したこと、さらには加布良古崎に鎮座する伊射波神社の例大祭にて豪華な振る舞い(牡蠣など・・・)を受けたお礼のためでもあった。
【参考】
- 例大祭・御魚取り神事、伊射波神社(鳥羽市安楽島町) 2017年11月23日
本日の参加者は主催者のおふたりと週末にはカキ養殖を手伝っている地元の小林さん、そして我々の5名だった。少数精鋭(?)にて現場に着くなりゴミ集めを始めてしまったので、ビフォー写真を撮ることさえ忘れていた。ゴミの多くは発泡スチロールの破片、ペットボトルで粉々になった発泡スチロールを拾い集めるのはほんとに地道な作業。私はまずは大物を拾い集めた。
また、海岸には船の残骸だろうか鉄の塊が錆びていた。その左側に見える白いものが数個のゴミ袋。残骸の大きさがよくわかる。
清掃中の写真を撮りそびれたので、一時間ほどの清掃を終えて休憩時に海岸からの風景をパチリ・・・
驚くことに、海岸の正面に浮かぶ牡蠣筏(一部は小林さんが養殖している)の向こうには採石のために大きく削られた菅島が望めた。
しろんご祭が斎行される菅島の別の一面をまじまじと見てしまった。
【参考】
- 初めて体感した しろんご祭(菅島) 2017年07月08日
休憩を終える頃、小林さんから「今日は牡蠣小屋が開いているからお礼に牡蠣をどうぞ・・・」と。
ありがたいお言葉に皆の顔がほころび、本日の清掃活動は少し早めの終了となった。拾い集めたゴミを階段の広場へと運びあげると
30袋となっていた。
ゴミ袋を置いた場所の周囲に多くの空き缶が放置されていたため、それらも拾い集めるとすべてのゴミ袋をブルーシートで覆って本日の清掃活動は終了となった。
清掃の現地を後にすると車を走らせ、小林さんの牡蠣小屋へ移動した。
牡蠣小屋の前に浮かぶ筏から
引き上げられたカゴの中には多数の牡蠣が詰まっていた。
こちらは出荷対象から外れた小ぶりの牡蠣をさらに養殖したもの。小さいながらも牡蠣の旨味が凝縮された逸品となっているそうで、
フライパンで蒸しあげたその逸品を頂いた。小ぶりながらもはち切れんばかりの身、その表面は艷やかに・・・。頬張れば口の中に牡蠣の深い旨味が広がった。何と贅沢な一口だろう。なお、蒸す前に牡蠣をひと洗いすると甘みが増すそうだ。
さらには、市場へと出荷する大物までも
ご馳走になった。アツアツのこの大きさ、頬張れば・・・。
何個の牡蠣を頂いたか、殻の山が出来上がっていた。牡蠣で胃袋が満たされた私は、テーブルの隅にこんな道具を見つけた。小さな鉈は塊となっている牡蠣を打つためのもの。
なかでもこの道具は特注のようで思わず魅入ってしまった。専用の道具は興味深い。
今回、振る舞いのお礼に海岸を清掃しようと訪れたはずが、思わぬ振る舞いのご褒美をいただいてしまった。また、おみやげまでいただき、「小林さん、ありがとうございました。」
皆さん、お疲れ様でした。また、ありがとうございました。次回もできる限り参加したいと思います。
この記事をご覧のみなさんも参加してみませんか?
運が良ければ・・・
では、また、