2019年10月22日(祝、火) 即位礼当日祭(外宮) (車、徒歩)
天皇陛下は、午前9時に皇居の賢所において皇祖神である天照大御神に即位の礼を執り行うことを報告する「即位礼当日賢所大前の儀」に臨まれた。
天照大御神をまつる伊勢神宮では、その儀式と前後するように次の祭典(臨時祭)が斎行された。
即位礼当日祭
10月22日(火・祝)
午前 7時 豊受大神宮
午前10時 皇大神宮即位礼正殿の儀の当日に国家・国民の繁栄をお祈りする。
午前 7時より豊受大神宮(外宮)にて斎行された即位礼当日祭を拝観したので記録として残しておこう。
昨日は台風20号の影響を受けて激しい雨が降っていた。
6時40分頃に表参道へたどり着くと
真新しい祭典看板を確認した。恒例祭とは異なりこちらの祭典看板は一度しか使われない(のだろう)。
まずは正殿にてお参り。
しばらくすると一面の曇り空から正宮の上に青空が顔をのぞかせてきた。(SNS等で注目キーワードとなった「エンペラーウェザー」を思わせる現象だった。)
遠くで報鼓が打たれる音が聞こえ、即位礼当日祭が開始された。祭典に慣れていない参拝者は戸惑いがある。それに対応する神宮衛士も大変だ。
参拝者がその意図を汲んで頃、報鼓がやってきた。
本日は雨儀となっていたため、修祓は忌火屋殿の前庭ではなく五丈殿にて執り行われた。
参進の列が大庭へ入り姿が見えなくなると
参道は参進前の状況に戻っていた。
修祓が開始されると大庭の前に報道陣が移動していた。
そして、報道陣はその場を離れると修祓が終了した合図となる。
修祓を終えると参進が再開された。大庭を後にして御正宮へ。
その時、目に入ったのは古殿地を横切る神職一行の姿だった。
正宮へ先に移動して準備があるのだろう。
参進の列には雨儀の趣が溢れていた。
雨儀のためだろう楽師は内玉垣南御門の軒下に座して楽を奏していた。そのため、いつもより大きな演奏に感じられた。(板垣内では撮影できないので・・・)
正宮での祭典が終了すると
別宮へと参進となった。
なお、大庭に目を向けると
九丈殿では多数の案が並べられ、摂社・末社・所管社に対する遙拝が執り行われていた。
別宮でのすべての祭典を待つことなく外宮をあとにすると祭典看板はまだ下げられてはいなかった。しかし、先ほどとは明らかに明るさが異なった。
私は外宮を後にすると「即位礼当日賢所大前の儀」に望む天皇陛下・皇后陛下のお姿をひと目でもライブで拝見したく、帰宅するとTVに魅入った。(そのため、内宮へは行かず)