2018年04月07日(土) 積良集会所前の辨財天ほか(度会郡玉城町積良) (車、徒歩)
度会郡玉城町積良での散策を終えて積良集会所へ戻ってきた。この位置からは津布良神社(皇大神宮 末社)の社叢が目の前に望める。
この位置とは集会所駐車場の入口にまつられている庚申祠の前である。
その祠にはこちらの青面金剛像。
さらに集会所の方へ進むと敷地の奥にはお堂のような建物がある。何度か訪れたことがあるが・・・。
お参りの際に扁額を見あげるとそこには「辨財天」の文字が書かれていた。これは玉城町ににある弁天堂だろうか。さらに「辨財天・・・?」、私の中でつい先程に見かけた石柱が思い出された。
それは山宮神事(山宮祭)の遺蹟を探し、全く関係がない大内谷池を一周してしまった後のことだった。
大内谷池を見下ろす場所に建てられた「辨財天」の石柱
【参考】 山宮神事の遺蹟、見つけられず(度会郡玉城町積良) 2018年04月07日
今回は徒労に終わった山宮神事(山宮祭)の遺蹟探しだったが、無駄なことは何もないことを実感しながら大内谷池の方向を眺めた。
また、辨財天の隣にはこのようは鬼瓦などが並べられていた。
なんとも年季が入った様子で
これらの中にこのように文字が刻されているものがあった。
山田上之郷久留
?禄九年子三月吉日
とあり、「禄」が付き9年で子年の元号は「元禄」だ。
つまり、元禄9年(1696)の3月に現伊勢市の瓦師(鬼師)により作られたものだった。
ただし、弁天堂から少し離れた場所に残されたこちらの巨大な鬼瓦には銘などは残されていなかった。
この場所についてもまだまだ調べるべきことが多い。