第60回神宮式年遷宮の情報を求めて伊勢図書館へ

2018年07月08日(日) 第60回神宮式年遷宮の情報を求めて伊勢図書館へ (車、徒歩)

現在でも第62回神宮式年遷宮は続けられている。摂社および末社の御遷座はしばらく続けられるだろう。今後に大修繕および御造替を迎える摂末社を予想するため、第61回神宮式年遷宮の実績を調べたことがある。その際には伊勢神宮の広報誌「瑞垣」のお世話になった。

摂社および末社が御遷座される順番は第61回と第62回では全く同じでは無いものの第61回での斎行月の20年後となる神社も多い。伊勢神宮は先例を重視すると思われるため、第60回の実績を調べればもっと予想に信憑性が加わるのではないだろうか。

そんなことを考えたため第60回神宮式年遷宮の実績を調べることにした。

 

ただし、最近の「瑞垣」は手元にあるが数十年前のものは図書館に頼るしか無い。

最近の神宮広報誌「瑞垣」

最近の神宮広報誌「瑞垣」

 

昨日の午後と本日の午前中は伊勢図書館に缶詰となった。瑞垣 78(昭和43年1月号)〜129(昭和58年陽春号)までを調べたがそれでもすべてを終えることはできなかった。10%ほどが残されているため、後日再訪しよう。

過去の「瑞垣」を拝読していると気になる記事が多く何度も横道にそれてしまった。

第60回神宮式年遷宮の摂末社の御遷座など関する調査結果(途中)

第60回神宮式年遷宮の摂末社の御遷座など関する調査結果(途中)

 

「瑞垣」のバックナンバーを読んでいると編集にかかわる興味深い点もある。

御遷座に関する情報は87号までは神宮司庁日誌に記されていた。しかし88号から90号では神宮司庁日誌が総務課日誌と広報課日誌に分けられ、91号からは神宮司庁日誌と広報課日誌となる。この後、「庁」が「廳」で表現されるなど、瑞垣の編集でも試行錯誤が繰り返されたのだろうか。

さらには110号からは現在と同様に神宮の祭典のなかで「摂末社所管社の御遷座」として切り出されてまとめられるようになった。

このような変化を見るだけでも楽しくなるため、本来の調査がなかなか進まない。

 

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