高向御頭神事のための高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

2019年01月27日(日) 高向御頭神事のための高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向) (車、徒歩)

2月9日(土)には伊勢市御薗町高向において、国指定重要無形民俗文化財である高向御頭神事が斎行される。

高向御頭神事 高向共盛団」のFacebookページでは「追い込み小屋」を準備する情報が発信されていた。なお、高向共盛団および御頭神事の概要については高向共盛団のホームページで紹介されている。

【参考】

 

ホームページにも紹介されているように高向御頭神事では昼の祭と夜の祭がある。昼の祭は会所が主催するが打祭りなどが執り行われる夜の祭では共盛団が主催となる。「追い込み小屋」とは打祭りを前に共盛団員が待機する場所である。この小屋からボンドへ向かいたい団員と守護役のやり取りなども興味深いし、団員がボンドへ出て空となった小屋(囲い)が積木(ツムギ)場で焼かれる光景は壮観である。

 

そんな様子はこちら、

【参考】

 

ぜひとも「追い込み小屋」を作る作業を確認したかったので、玉城町へ向かう前にまずは高向大社を訪れた。

高向大社(伊勢市御薗町高向)

高向大社(伊勢市御薗町高向)

 

祭典看板には御頭神事の重要な行事(高向大社の宮域の清掃および松明づくり)である「20日 石繰り」の掲示があった。

高向大社の祭典看板(伊勢市御薗町高向)

高向大社の祭典看板(伊勢市御薗町高向)

 

参道を進むと年始には古い状態だった注連縄が新しく張り替えられていた。

注連縄が新しくなっていた高向大社(伊勢市御薗町高向)

注連縄が新しくなっていた高向大社(伊勢市御薗町高向)

 

注連縄が新しくなっていた高向大社(伊勢市御薗町高向)

注連縄が新しくなっていた高向大社(伊勢市御薗町高向)

 

注連縄が新しくなっていた高向大社(伊勢市御薗町高向)

注連縄が新しくなっていた高向大社(伊勢市御薗町高向)

 

【参考】 年始には高向大社の注連縄は古い状態だった。

 

注連縄は石繰りを機に張替えられたのだろうか?

高向の民家の入口に張られた注連縄は20日を前に新しくなっていたから注連縄の張替え時期も興味深い。

【参考】

 

高向大社にてお参りを終えると宇須乃野神社(豊受大神宮 摂社)方向へ進み、その社叢を巻くように進むと

宇須乃野神社(豊受大神宮 摂社)

宇須乃野神社(豊受大神宮 摂社)

 

会所と公民館の間へたどり着く。

高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

 

「追い込み小屋」の準備はすでに始まっていた。(すでに終わりに近づいていたのかも知れない。)

高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

 

私は「Facebookで知ったので見学に来た」ことを告げると撮影の許可をいただいた。

高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

 

曽野洋さんが著した「御頭神事奉祭次第記」には、追い込み小屋について次のように記されている。

追い込み小屋は共盛団により公民館と消防車庫の間に設けられ、門松は枝五段にて23才の共盛団員により準備される。

【参考】 (高向大社)御頭神事奉祭次第記 曽野 洋 著

 

今も23歳が? (確認し忘れた。)

高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

高向共盛団による「追い込み小屋」の準備(伊勢市御薗町高向)

 

2月は伊勢市および周辺地域の各地で多数の御頭神事が斎行される。

今年の2月9日は、高向へ行こう! (ただし、昼間は河邊七種神社の「古文書の会」)

 

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