御塩護送で最後に渡る御塩橋(外宮)

2019年10月13日(日) 御塩護送で最後に渡る御塩橋(外宮) (車、徒歩)

伊勢神宮で神饌や修祓のために用いられ重要な御塩。御塩浜(伊勢市二見町西)での採鹹作業の後、御塩殿神社(伊勢市二見町荘)に運ばれた鹹水(塩分濃度の高い塩水)が御塩焼所で荒塩に焼かれ、御塩殿では堅塩に焼き固められる。年に2回の御塩焼固作業により奉製された御塩は、辛櫃におさめられると二名の役夫により御塩道を通って外宮へと護送されていた。かつては・・・。現在は役夫が軽トラックにとってかわられたが、御塩が運ばれるルートは変わらないと聞く。外宮の斎館へと運び込まれる入口がこちら、御塩橋だと聞いてから何年が経っただろう。

「護送された御塩が本当にこの橋を渡るのか?」 確信を持てずに過ごしてきた。

ところが、今朝に神御衣奉織鎮謝祭を拝観した際、知人から次の言葉を聞いた。

先日の御塩護送で軽トラックが御塩橋を渡るのを見ました。コンクリートの橋なんですね。隣にある木製の橋を渡るのだと思っていました・・・

 

知人の一言で御塩橋を見たくなったのだった。

以前は近くまで行けたのだが、現在はここから先へは立ち入ることはできない。

御塩護送で最後に渡る御塩橋(外宮)

御塩護送で最後に渡る御塩橋(外宮)

 

御塩が護送される際に、扉が開かれる場面を想像しながらのパチリ。

御塩護送で最後に渡る御塩橋(外宮)

御塩護送で最後に渡る御塩橋(外宮)

 

次は、「どの経路からこの橋へたどり着くのだろう?」と疑問は尽きない・・・

御塩橋の正面に続く道(外宮)

御塩橋の正面に続く道(外宮)

 

自分自身でも体感したくなった。

 

なお、知人と御塩道について話していた時に、今は消滅した大塩屋御園から内宮へと向かう御塩道があっただろうことを話題にとりあげた。内宮への御塩道、こちらも歩いてみたいものだ。

 

【御塩道について】 リンク内に過去の記事も多数

 

伊勢神宮の御塩について

【参考】 神宮の御塩づくりの流れ はこの記事にリンクあり

 

【参考】 今年の御塩づくりについてはこちら

 

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