2018年05月22日(火) 上棟祭に向け新しい正殿の屋根には雁股矢と鏑矢、津布良神社(皇大神宮 末社) (車、徒歩)
先週末には定の立札が立て替えられ新しい殿舎が姿を現していた津布良神社(皇大神宮 末社)。この状況になると近々、遷座祭が斎行される。今までの経験でそんな予感がした。すると今週中に遷座祭が斎行される。御造替の場合、遷座祭の前日には上棟祭が斎行されるため、新しい正殿の屋根には雁股矢と鏑矢が上げられる。
摂社および末社は20年で大修繕、次の20年で御造替(建て替え)となるため、上棟祭は40年に一度の機会となり、当然ながら雁股矢と鏑矢が屋根に上げられるのも40年に一度のこと。実際に雁股矢と鏑矢が屋根に上がっているのは、2〜3日間なので、これらを目にできるのはとても貴重な体験となる。
こんな理由から本日は早朝に津布良神社を訪れた。(雁股矢と鏑矢が上がっていなかったら、また明日訪れる覚悟で・・・)
いつものように社叢を眺めながら
近づくと
歩き慣れた坂道を進み、社叢を左へ巻いた。
石階の下にたどり着いた時にはその上に白いテントが見えたので、雁股矢と鏑矢の存在を確信した。
一歩々々大切にゆっくりと石階を進むと新しい殿舎のめにもテントが・・・。
まずは整備された祓所越しにパチリ。
新しい殿舎に近づくと
いまだ、このロープが張られていた。(正面から眺めて見たかったが叶わなかった)
仕方なく、遠くからパチリ。
お参りを終えると近くで雁股矢と鏑矢を眺めた。
彼らに会えるのは次の40年後、もう会えないだろう。
そんなことを考えながらじっと眺めていたら、太陽が高度を上げて
千木の風穴に張られた銅板が輝き始めた。
次回訪れた時にはすでに御遷座を終えているだろう。
朝にSNSで先行して雁股矢と鏑矢のことをお伝えしたところ、次の情報をいただいた。
23日 鎮地祭、立柱祭、上棟祭
24日 杵築祭後、遷座祭
25日 大御饌後、奉幣
また、摂社・末社の御遷座についてはこちらがとても参考になる。
【参考】
- 企画展示「神宮の遷座-摂社・末社・所管社-」(PDF 3.1MB) | せんぐう館の報告書・図録
なお、こちらの社地はかなり広いので、各祭典を拝観できるかもしれない。(私は仕事なので拝観できないが・・・)
【津布良神社(皇大神宮 末社)の御遷座まで】
- 御造替が開始されていた津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月07日
- 小型重機が姿を消した津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月14日
- 再び姿を現した小型重機、津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月21日
- 御造替が続けられる津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月28日
- 御造替が続けられる津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年05月05日
- 定の立札が新しくなり新しい殿舎が姿を現した津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年05月19日