2018年03月03日(土) 松外垣橋の下を流れる水路の先は・・・ (徒歩)
於喜佐稲荷大明神(伊勢市御薗町高向)からの稲荷巡りの途中、小さな水路が合流するこの場所を目にしてしまった。大きな流れはかつて宮川の近くにあった小太郎池からの流れの跡だろう。
この下流(上の写真の下側)は桧尻川だが、現在の河川管理上では桧尻川は伊勢赤十字病院付近までとなっていて、その上流部に川名を見つけることができずにいる。この付近は排水路なのか、川なのか? そして、その名称は?
【参考】
- 都市計画基本図のダウンロード(担当 都市計画課)|伊勢市の各種地図のダウンロード
以前から暗渠を辿って小太郎池跡を目指したいとは思ってはいるのだがなかなか実現できずにいる。
【参考】
- なんと、暗渠っぽい雰囲気を辿った先は桧尻川 2016年10月10日
本日も余り時間がなかったため小太郎池跡へのルート探索は諦め、もうひとつの疑問を解決することにした。それは先の写真にある細い水路の上流を確認することだった。幅の広い水路が暗渠となる場所まで進むと水路の反対側を戻ってきた。そして、たどり着いたのがこちら。
小西酒店を背にすると先ほどの水路方向へ進む。
すると先ほどの細い水路と思われる流れに橋が架かっている。
これが松外垣橋で、以前にこの下の流れに興味を持った。
【参考】
- 松垣外橋の下を流れる水路は? 2016年07月18日
まずは下流側が先ほどの合流点であることを確認するため橋を渡って左折した。するとその先には橋、さらに橋。
予想通り、この場所へ合流している。
合流点が確認できたので先ほどの松外垣橋まで戻ると、ここからは上流を追いかけるのみだ。
橋から上流方向を眺めると水路はこの先で右方向へ直角に折れている。川筋に沿っては進めないため方向を定めながら
路地を出たり入ったりと川が交差する場所まで行ったり来たりを繰り返すことになった。ここでは水路の上にはゴミ収集箱が置かれ、「一之木町会5区④」と記されていた。
遠回りの行き来を繰り返すと、「一之木町会5区③」、
「一之木町会5区②」。さらにこの先にも
ゴミ収集箱が望めた。
今回、スマホで使用できる町歩き支援アプリ「伊勢ぶらり」にて
【参考】
山田衢々之図(江戸時代末期)に記された過去の水路と比較したら合流点より上流側は流路がかなり変化しているようだった。
地図を気にしながらJR参宮線 新道裏踏切手前の丁字路を左折すると
最後のゴミ収集箱「一之木町会5区①」にたどり着いた。
①脇から前方を覗くとそこには列車が走っている。しかも、線路下には流れが続いている。
先ほど見かけたJR参宮線 新道裏踏切まで戻ると踏切を渡った。
渡った先で「伊勢ぶらり」を確認すると青い線の上にいた。この辺りは過去の流れと一致しているのか?しかしここでは水の流れを確認できなかったため、先ほどの線路下の流れを追った。
水路の先は日宝会館の裏手から流れていたので。ちょっと失礼して駐車場へ進むと
その裏側を見せていただいた。するとここで線路下の流れを確認することができた。線路を見ると
架橋にこんなものを見つけ、一瞬流れのことを忘れてしまった。
「いかん、いかん」水の流れに意識を戻すと上流側を探したが水路らしい場所が見つからない。ここからは線路に沿って左右に側溝程度の溝が続いているのみだった。それは
このような流れ。この先は追うことができなかったが、ここから上流側は大きな流れにはならないだろう。
結局、松外垣橋の下を流れる水路の先には幅の狭い側溝があった。当然ではあるもののこの結果に物足りなさを感じながらこの場を後にした。