2019年09月15日(日) 伊勢の歴史がまたひとつ消失?(壊す前に教えてください!) (徒歩)
伊勢市でも古い建物が次々に解体されている。貴重な史料が残されていそうな建物でも知らぬ間に忽然と姿を消している。
この場所も同様であった。先日知人から更地になっていたとの情報が伝えられた。(最近、市内を歩く機会が減少していることを反省。)そのため、伊勢市立伊勢図書館へ向かう途中に寄り道してみた。
この場所は小西萬金丹(伊勢市八日市場町)の道路を挟んで向い側、
おかげバスの八日市場バス停の前である。
かつては御師 福島みさき大夫邸跡として、石碑が建てられ、歴史を感じさせてくれる建物があった。
【参考】
- 御師 福島みさき大夫邸跡 ほか 2010年09月11日
こちらのブログ記事でも紹介しているように、こちらに建っていた立派な邸門は、すでに神宮文庫の入り口(坂の下)に移築されていて、黒門とも呼ばれている。
そんな由緒ある場所がこのような更地になったことはネガティブに感慨深いものがる。「史料は保存されたのだろうか」、「記録は残されたのだろうか?」 更地を眺めながらそんな思いが私の頭を駆け巡っていた。
御師 福島みさき大夫邸跡を後にして、2つ目の路地を左へ折れるとこちらの石碑を見ることができる。
御師 福島みさき大夫邸跡にもかつて建てられていた石碑を建て、痕跡を残すことはできないのだろうか?
そうでもしないと、伊勢の歴史はひとつ、ふたつ・・・、すべてが無かったことにされてしまいそうで恐ろしい。
【追記、お願い】
「古い建物を維持することはさまざまな点で大変だろうから行政の支援でも無い限り解体することは致し方ないのだろう。ただし、その前に記録として残すことは重要で、後世のため役立つはずだ。もし写真撮影するなど記録に残す作業なら私にも協力できるので、そのような話があれば一声をお願いします。」