2021年02月11日(祝・木) 稲荷参り【キタヰ講】は続く(二見町編) (車、徒歩)
稲荷参り「キタヰ講」は続く(一色町・神社港・大湊町編)に続き、本日は二見町に点在するお稲荷さんを巡ることにした。その途中には、2021年に御遷座されると予想している神宮の摂社(堅田神社と神前神社)の様子も確認することに。
私が把握している二見町のお稲荷さんは次の5社(姫宮稲荷神社、東山稲荷大明神、高松稲荷、太江寺の伏見稲荷社、朝日稲荷大明神)である。
【参考】 伊勢のお稲荷さん | 神宮巡々3
【姫宮稲荷神社(二見神社)(伊勢市二見町溝口)】
行きだけは【キタヰの妻】のこちらまで車で送ってもらうとその後は徒歩で巡り、自宅まで戻った。
姫宮稲荷神社(二見神社)付近で車を降りるとこちらの幟旗が風に翻っていた。紀元節での祭典?
と想像しながら参道の入口へ近づくとこちらには「二見神社」の幟旗。
参道を進むと腰を折り曲げたおばあちゃんが杖を使いながら慎重に歩を進めていた。
拝殿では、10時からの祭典に向けて準備が進められていた。
春の大祭だ。
お参りを終えると参拝者が集まる前、早々に姫宮稲荷神社を出ると三津にある東山稲荷大明神を目指した。
その途中で、周囲をチラチラ。
【神宮御園】
まずは、神宮御園の様子を・・
こちらのY字路は右側へ進むと
溝口から山田原へ入った。
前方にお城を眺めながら進むと
山田原公民館の掲示板に姫宮さんの「疫病退散祈願」を見つけた。
ウロウロしながら森ノ下踏切を過ぎると(振り返ってのパチリ) この辺りは初めて歩く場所?
さらにウロウロしていると見慣れた場所にたどり着いた。
ここは、硯石を探して通り過ぎた場所だ。
【参考】
- 2019年 初めての二見巡り(お伊勢さん125社ほか) 2019年01月26日
その時にも歩いた道を稲生神社に向かって進むと
以前にも見かけた箒が今も配置されていた。
【稲生神社(伊勢市二見町三津)】
稲生神社にたどり着くと
まずは拝殿にてお参り。
【東山稲荷大明神(伊勢市二見町三津)】
その後は拝殿の手前脇にあるこちらの階段を進んだ。階段の先は踊り場から左へと数段が続き
その先には石壇の上に祠がまつられている。塗装されたのだろうか?前回訪れた時よりも輝きを感じた。
東山稲荷大明神の階段を下り稲生神社の鳥居群をくぐり返すとその先を右方向へ進んだ。
まずは、突き当りを右方向へ進み、この場所で二見浦駅を裏手から眺めた。ここからは駅へ入れない。
前回に訪れた時には線路を左手に見ながら進んだが、今日は二見浦駅の正面へ出るために反対方向へ。
こちらの塀を左手に見ながら進むと
鳥羽第二踏切付近から駅舎を遠望。さきほどは目と鼻の先にあった駅舎が遠い。こんなに大回りしないと行けないなんて。こちらに住んでいる人は大変だ。
【JR参宮線 二見浦駅】
遠回りを終えるとやっと二見浦駅へ到着する。
二見町では3月7日まで「おひなさまめぐりin二見」が開催されているため、駅舎内にもお雛様が飾られていた。
次に向かうのは堅田神社。今回は裏(表?)の入口から社叢へ入るため、駐輪場の先から国道42号 茶屋交差点へ出ると横断歩道を渡ると右方向へ。
二見テラスの脇道を道なりに進むと
【堅田神社(皇大神宮 摂社)】
途中からこちらの小道へ。目の前が堅田神社の社叢である。
小道を最奥へ進むと社叢に穴が空いていて出入口となっている。二見浦駅とは異なり遠回りしなくても大丈夫。
お参りを終えると
参道を進んで国道42号側へ出た。
堅田神社を背にして右方向にはこちらの交差点。ここで右へ入ると左方向へ道なりに地道を進む。
【高松稲荷(伊勢市二見町茶屋)】
数十mもなくこちらにたどり着く。鳥居の先が
高松稲荷で、この近くが音無山への登り口となっている。
お参り。この後は音無山越えで太江寺へむかうためここから音無山へ進んでもよかったのだが、いつもそのパターンとなっているので、
今日は音無駐車場付近から登ることにした。
途中で国道沿いにある田所酒販のショーウィンドウをチラリ、二見ケ浦を確認。
【参考】
- 伊勢路の地酒「二見ヶ浦」は田所酒販(二見町茶屋)のオリジナル 2016年05月21日
【音無山】
こちらから音無山へ登るのは久しぶり。思い出すのが難しいほどだ。
坂道を上ると吊橋付近からパチリ。
吊橋を渡れば、音無山へ・・・
少しずつ高度が上がる。最後に訪れようと思っている御塩殿神社方向を遠望した。
ほどなく頂上へ到着すると
音無山の音成神社にお参り。
東屋には多数の人が集まり話が盛り上がっている様子だったので、その場を避けるように
早々に太江寺への山道を下った。
【太江寺(伊勢市二見町江)】
どぼなくたどり着くのがこちら。最初に目に入るのは小祠(これがお稲荷さん)である。
さらに坂道をくだると、こちらは先日、三重テレビのええじゃないか ふれあい旅でも紹介されていた元興玉社。
私にとっては神仏習合的な遷座祭の様子が思い出される。
【参考】
- 元興玉社の造営祭典(遷座祭)、太江寺(伊勢市二見町江) 2017年05月03日
【伏見稲荷社、太江寺(伊勢市二見町江)】
こちらの開祖とされる行基像の奥には朱鳥居が立ち
その奥にはさきほど背面から眺めた伏見稲荷社がまつ られている。
太江寺の本堂でもお参りを終えると
正面の参道を下って太江寺を後にした。ここからは神前神社(皇大神宮 摂社)へ向かうため、参道を背にすると左方向へ。
【猿田彦石(伊勢市二見町江)】
民家が立ち並ぶなか場違いなほどに大きな石が置かれている。こちらは猿田彦石と呼ばれているそうだ。
猿田彦石を過ぎると右へ。(曲がってから振り返ってのパチリ)
道なりに進んで日の出橋で五十鈴川派川を渡るとその先はまっすぐに進めばよい。
国道を横断すると黙々と直進。
【神前神社(皇大神宮 摂社)】
こちらがその突き当り。砂地にはタイヤ痕が多数。右側の細い山道へと進む。
道なりに進むと多数の石階となる。
石階を登りきれば
神前神社(皇大神宮 摂社)。許母利神社・荒前神社(ともに同末社)が同座されている。
神前神社を後にし、神前海岸へ出るとこんな光景に出会った。風が強く大変そう。しかし、風がないと意味がないか。
さきほど日の出橋で渡った五十鈴川派川を江川橋で渡り返すと
こちらへ。左側は国道42号の二見隧道、右側は二見興玉神社 東側の参道へと続く。ここでは中央の道、緑色のフェンスに沿って進む。
すると電柱には[興玉幹1]の電柱番号。ここが興玉さんへの幹1。つまり、電話連絡の起点だ。
この電柱を過ぎると旧二見隧道へ進む。こちら側は二見町江だが
トンネルを通り抜けるとこちら側は二見町茶屋となる。トンネルの途中どこかに境界線があるのだ。
この先、しばらく国道42号の歩道を進むと これはトレーラーハウス? もったいない。
先に通った音無山登り口を過ぎ、こちらで国道を離れると
夫婦岩表参道を進む。
旅館街の端までたどり着くと
【朝日稲荷大明神(伊勢市二見町茶屋)】
こちらが本日最後のお稲荷さん。朝日稲荷大明神である。
以上で本日の予定は終了。
後は自宅まで帰るのみ。
【御塩殿神社】
途中で、御塩殿神社へ立ち寄ると
旅の最後に素晴らしい誕生日プレゼントをいただいた。その詳細については今後、明らかになることだろう。
花房志摩守供養碑参道入口を過ぎると
こちらの社叢を通り抜け
お参り。こちらの社号はいまだ明らかではない。
さらに次の社叢。
こちらは、GoogleMapに「稲荷神社」と記されている場所だが、二見町史によると「志茂社」ではないかと思われる。(しかし決め手がないので、私の中では確定できていない)
ここからは御塩浜を目指して最短ルートを進む。
【御塩浜】
御塩浜を眺めながら
五十鈴川の右岸へ出ると汐合大橋を渡った。
今でも通町と一色町の境界となっている中堤を遠望後、その堤を歩いて
栄通神社にたどり着いた。
【栄通神社(伊勢市通町)】
栄通神社では万歳弓祭の祭典が開始されていたが
本日は今社の御頭神事の撮影担当を辞退した身なので他の神事に立ち会うことはできず、お参りを終えると早々に帰途へ。
帰宅後には遅い昼食として、最近はまっている辛ラーメンを食した。
【参考】
- 「寒中御見舞」札を確認しながらの【キタヰ講】による寒参り 2021年01月17日
- 「寒中御見舞」札を確認しながらの【キタヰ講】による寒参り#2 2021年01月30日
- 「寒中御見舞」札を確認しながらの【キタヰ講】による寒参り#3 2021年01月31日
- 松尾観音寺にまつられるお稲荷さん(伊勢市楠部町) 2021年02月06日
- 稲荷参り【キタヰ講】は続く(一色町・神社港・大湊町編) 2021年02月07日
西の稲荷神社については『二見町史』などを見る限り、自分も志茂社と思っております。
また、一つ前の紹介された社号不明なお社は、同史に合祀後も旧社地を用ゐて参拝してゐる旨のことが書いてあったので、戦前に合祀された「松蔭神社」(氏神:江戸時代は八王子社と称したさうな)と思はれます。
竹内幸熙さん
コメントありがとうございました。
二見町史を読み返してみたいと思います。