2020年08月04日(火) 風日祈祭(外宮)2020年08月 (車、徒歩)
本日は午前5時 豊受大神宮、午前9時 皇大神宮において風日祈祭(かざひのみさい)が斎行された。
本日は平日であったので、仕事前に訪れることができる外宮へ。
朝5時から参拝できるのだが祭典は午前5時となっている。4時50分ごろになると報鼓が鳴らされた。この場で打ち鳴らされる報鼓を聞きながら待機。
定刻になると柵が外されて開場。
手水を受けてから表参道を進むと神札授与所の前で停止となった。忌火屋殿 前庭にて修祓を終えた参進の列が目の前を通り過ぎた。
正宮へと進むメインストリームから
離れた辛櫃は
多賀宮への石階下にて三方へと分かれる。
多賀宮へ。
多賀宮には祭典が終了するまでお参りできない。
土宮には
さきほどの辛櫃が
風宮にも
先程の辛櫃が置かれていた。
今回は8月なので辛櫃の中には御幣しか納められていない。5月なら御幣に加え菅で編まれた御蓑と御笠が納められている。
【参考】 風日祈祭(外宮) 2018年05月14日
先日、Mieライブ(三重テレビ)を見ていたら、千種清美さんが担当するコーナー「心のふるさとを訪ねて」で「風雨を司る神をまつる伊勢神宮風日祈宮」として風日祈祭が紹介されていた。そこではなぜに5月だけ御蓑と御笠がお供えされるのかについての解説があった。それは皇太神宮儀式帳にさかのぼるとのこと。しかしなぜに別々の祭典が今は同一の名称「風日祈祭」として斎行されるのかなど、私はその内容を消化しきれていないので、少し調べてみよう・・・
正宮での祭典が終わるまで、そんな事を考えながら待機していた。
正宮での祭典を終えると奉仕員はさらに多賀宮ほかへ参進し、一部は退下となる。
別宮遙拝所付近で別宮への参進、九丈殿への参進、斎館への退下と三方に分かれる。
大庭に設置されている九丈殿では摂社・末社に対する遙拝が執り行われた。
さらにその脇にまつられる四至神には
別のルートから辛櫃が運ばれ、こちらは単独にて祭典が斎行された。
四至神での祭典が終了してしばらくすると、大宮司を先頭に多賀宮での祭典を終えた奉仕者が退下となった。