2020年01月18日(土) 「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎) (車、徒歩)
昨年の12月に上梓された「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」。
【参考】
- ついに上梓された『伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録』三代目 松本敬古堂著 2019年12月07日
- 好評発売中 『伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録』三代目 松本敬古堂著 2019年12月11日
- 昨日の毎日新聞で紹介された「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録 三代目松本敬古堂 著」 2020年01月11日
本図録が世に出てから1ヶ月余りが経過した今夜、河崎蔵(伊勢市河崎)にて出版記念パーティーが開催され、参加者は20名ほど。著者である三代目 松本敬古堂こと松本眞一さんの偉業を称えるために集まっていた。
午後6時半を過ぎた頃、パーティーは開始された。パーティーが始まるや否や松本眞一さんの挨拶兼講話が・・・。その内容は参加者に配付された資料「伊勢河崎商人館収蔵山田羽書図録」余話に基づいたもので
それは赤福に添えられている「伊勢だより」がネタ振りの元となっていた。
まず、「度会符札が描かれたその「伊勢だより」は平成26年に発行されたものである」ことは、飯田良樹さんが出版した次の研究で明らかになる。ことが説明された。
【参考】
- 飯田良樹の私的研究 赤福「伊勢だより」 2108年11月11日
- 飯田良樹の私的研究 赤福「伊勢だより」 その2 2018年11月15日
その後、「伊勢だより」に書かれている文章からさまざまなキーワードを拾い出しては、話が展開された。
そのキーワードは
- 伊勢紙幣とは?
- 度会府札の絵に山田羽書の解説・・・
- 神領のお札だけになかなか信用があった?
- など
切り口は鋭く、その内容な面白い。話題は本図録の山田羽書だけでなく古銭やさらには偽札・偽造防止、薬、小説などへと広がった。(詳細を知りたい方は、本図録を購入し松本さんご本人からお聞きください。)
また、図録の著者として示された「三代目 松本敬古堂」の名前からは先代(二代目)、先々代(初代)松本敬古堂の存在が明らかである。今回は「松本敬古堂」の偉大さを示す資料も紹介された。
こちらは全国の愛泉家一覽で、敬古堂 松本豊吉は東の前頭に位置付けられていた。
さらに、三重懸の愛錢家一覽では東の大関となっていた。
三重県では一番で、全国でも屈指の愛錢家であったことが明らか。
つまり、三代目もなるべくしてなったことになる。古銭に興味を持ち始めたのは10年ほど前とのことだが、松本さんは本図録を出版する運命だったのだろう。
松本さんのディープはお話の後、河崎蔵は賑やかなサンロンと化していた。
今後の重版、さらには続編の出版を期待したい。
改めて、「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録の出版おめでとうございます!」
販売価格 ¥3,300円(税込)
販売店
- 伊勢河崎商人館(伊勢市河崎2-25-32)
TEL 0596-22-4810 - 古本屋ぽらん(伊勢市河崎2-13-8)
TEL 0596-24-7139