「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

2020年01月18日(土) 「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎) (車、徒歩)

昨年の12月に上梓された「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」。

 

【参考】

 

本図録が世に出てから1ヶ月余りが経過した今夜、河崎蔵(伊勢市河崎)にて出版記念パーティーが開催され、参加者は20名ほど。著者である三代目 松本敬古堂こと松本眞一さんの偉業を称えるために集まっていた。

 

午後6時半を過ぎた頃、パーティーは開始された。パーティーが始まるや否や松本眞一さんの挨拶兼講話が・・・。その内容は参加者に配付された資料「伊勢河崎商人館収蔵山田羽書図録」余話に基づいたもので

「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

 

それは赤福に添えられている「伊勢だより」がネタ振りの元となっていた。

まず、「度会符札が描かれたその「伊勢だより」は平成26年に発行されたものである」ことは、飯田良樹さんが出版した次の研究で明らかになる。ことが説明された。

【参考】

 

その後、「伊勢だより」に書かれている文章からさまざまなキーワードを拾い出しては、話が展開された。

そのキーワードは

  • 伊勢紙幣とは?
  • 度会府札の絵に山田羽書の解説・・・
  • 神領のお札だけになかなか信用があった?
  • など

切り口は鋭く、その内容な面白い。話題は本図録の山田羽書だけでなく古銭やさらには偽札・偽造防止、薬、小説などへと広がった。(詳細を知りたい方は、本図録を購入し松本さんご本人からお聞きください。)

 

また、図録の著者として示された「三代目 松本敬古堂」の名前からは先代(二代目)、先々代(初代)松本敬古堂の存在が明らかである。今回は「松本敬古堂」の偉大さを示す資料も紹介された。

「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

 

こちらは全国の愛泉家一覽で、敬古堂 松本豊吉は東の前頭に位置付けられていた。

前頭 三重縣宇治山田市 敬古堂 松本豊吉(皇國 愛泉家一覽)

前頭 三重縣宇治山田市 敬古堂 松本豊吉(皇國 愛泉家一覽)

 

さらに、三重懸の愛錢家一覽では東の大関となっていた。

大關 山田 松本敬古堂(三重縣愛錢家一覽)

大關 山田 松本敬古堂(三重縣愛錢家一覽)

 

三重県では一番で、全国でも屈指の愛錢家であったことが明らか。

つまり、三代目もなるべくしてなったことになる。古銭に興味を持ち始めたのは10年ほど前とのことだが、松本さんは本図録を出版する運命だったのだろう。

「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

 

松本さんのディープはお話の後、河崎蔵は賑やかなサンロンと化していた。

「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

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「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録(三代目松本敬古堂)」出版記念パーティ@河崎蔵(伊勢市河崎)

 

今後の重版、さらには続編の出版を期待したい。

改めて、「伊勢河崎商人館収蔵 山田羽書図録の出版おめでとうございます!」

 


販売価格  ¥3,300円(税込)

販売店

  • 伊勢河崎商人館(伊勢市河崎2-25-32)
    TEL 0596-22-4810
  • 古本屋ぽらん(伊勢市河崎2-13-8)
    TEL 0596-24-7139

 

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