2019年11月10日(日) 古文書の会(2019.11.10)@河邊七種神社社務所 (車、徒歩)
本日も昨日に続き、古文書の会@河邊七種神社社務所。
復習のために「畑ヶ町絵圖面」に記されてるかつての「畑ヶ町」を巡ってから河邊七種神社へ向かうことにした。
こちらは伊勢市船江にある築地公園。昨日に絵圖面の路地と現況を比較しておいたので、ここから南方向を眺めた先が「西迎庵跡」だろう。かつては「西迎庵跡」の敷地で今は路地となっている場所を進み
振り返りるとこんな感じ。左側が「八兵衛」で、右側が「松右衛門扣」、この前に「西迎庵」が建っていたことだろう。
西方向へ進むと、左側が「治良作」で、今は広場となっている場所に「兵治良」、「治良作扣」および井戸があった。
広場の先を左方向へ道なりに進むと[門]にたどり着く。
こちらの交差点が[門]のあった場所。
「畑ヶ町絵圖面」は北側の道は多少変化しているもののほとんどの路地が今も残されている。往時へとトリップしてきた気分だ。
[門]を後にすると絵圖面の世界から現実へと戻り
河邊七種神社へ向かった。
河崎の環濠跡に沿って来たのでこんなところから社務所をパチリ。
やっと本題へたどりついた。
本日の課題は前々回からの継続で「明治三庚午年十一月 河邊神社 御造替諸事扣帳 河嵜町控所」の続き。
今回の内容は興味深いものだった。
肝煎衆中は、二人の大工に仕様を示すと河邊神社御造替の見積もりを依頼した。その際に、「神様のことだから勉強してくれ」と添えている。相見積もりの後に安値を落札しようとしていたが、両者の見積もり金額の平均をとってその金額(116両1歩3朱)を両者に伝えた(で依頼した?)・・・
神様のことだから値引きするようにと迫ったり、なぜか安値での落札ではなく平均を取って両者に依頼したりと何ともドタバタな雰囲気がとても現実的で、現代にも通じるように思える。この時の様子や彼らの行動の真意を想像するのも面白い。
次回は、12月7日(土)と8日(日)、ともに13時30分〜 の予定。
【参考】 私が参加した記録
- 古文書の会(2019.11.09)@河邊七種神社社務所 2019年11日09日
- 2019年10月12日および13日 休会(台風19号の接近による)
- 古文書の会(2019.09.08)@河邊七種神社社務所 2019年09月08日
- 2019年09月07日 欠席
- 古文書の会(2019.08.11)@河邊七種神社社務所 2019年08月11日
- 古文書の会(2019.08.10)@河邊七種神社社務所 2019年08月10日
- 2019年07月 休会
- 古文書の会(2019.06.08)@河邊七種神社社務所 2019年06月08日
- 古文書の会(2019.05.12)@河邊七種神社社務所 2019年05月12日
- 古文書の会(2019.05.11)@河邊七種神社社務所 2019年05月11日
- 2019年04月 休会
- 2019年03月 休会
- 2019年02月10日 欠席
- 古文書の会(2019.02.09)@河邊七種神社社務所 2019年02月09日
- 古文書の会(2019.01.13)@河邊七種神社社務所 2019年01月13日
( リンク数が増大したため、詳細については 2019年01月12日の記事を参照 )
- 古文書の会(2019.01.12)@河邊七種神社社務所 2019年01月12日