2018年02月11日(日) 御頭神事(坂社)2018 (車、徒歩)
2月11日 建国記念の日には伊勢市内およびその周辺でも多数の御頭神事、獅子舞が執り行なわれる。今年はどちらを拝観しようか? 毎年悩んでしまうのだが今年は午前に坂社、午後から度会町の一之瀬神社を訪れることを決めた。
坂社での御頭神事は数年前に雪の日に体感したが記憶からは遠のいていた。その記憶を取り戻すためにも・・・
【参考】
伊勢図書館に寄ってからその前に鎮座する坂社(伊勢市八日市場町)へ向かうと
しばし待機の後、定刻の10時になると奉仕者が祓所前に整列した。
宮司が祓詞を奏した後、社務所に置かれた神饌、
続いては坂社、坂之森稲荷社、伊勢上座蛭子社が順に祓い清められた。
最後に氏子総代および獅子舞の舞手、神楽衆が祓い清められると参進となり全員が拝殿へ移動した。
宮司一拝により建国祭が開始され、
開扉、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠と
祭儀が斎行された。
その後、撤饌を終えると奉仕者は拝殿を出て
鳥居の左側に整列した。西の方角に向かって拝礼。(どちらを拝しているのか要確認だ。次回の課題)
以上で建国祭が終了すると御頭神事が開始された。まずは
拝殿にての奉納舞。
拝殿での舞を終えると拝殿の前、氏子らが見守る中で「七起し舞」が演舞された。
「七起し舞」を終えると御頭さんによる頭噛みとなった。
子どもたちに加え大人も頭を噛んでもらっていた。
頭噛みを終えた御頭さんは別の御頭さんと交代した。
交代した御頭さんはかつて外宮の宮域にまつられたとされ現在は坂社に同座されている藤社(こちらも山田産土八社とされている)の御頭さんによる演舞、それは伊勢上座蛭子社の社頭にて執り行われた。こちらに拝観者はいなかったが古例が継承されていた。
こちらの舞手、神楽衆には見覚えがあった。それはあの雪の日の記憶ではなく、ごく最近の事だった。「そうだ、上社の方々!」 話を伺うと以前よりこちらの御頭神事の舞は上社の舞手、神楽衆が担当しているとのことだった。
御頭神事の体感を終えると幄舎に残された御頭さんをパチリ。
横から
前から。こちらは坂社の古い獅子頭で、現在は先程舞に使用されたものが活躍している。
この後、巡回に出るため
坂社および藤社の御頭さんは
対面して軽トラックの荷台に鎮座。
私はお二人に別れを告げると一之瀬神社(度会町脇出)へと向かった。