2018年05月19日(土) 定の立札が新しくなり新しい殿舎が姿を現した津布良神社(皇大神宮 末社) (車、徒歩)
松阪市から国道42号を下って訪れたのは度会郡玉城町積良だった。先週は忙しくて訪れる機会を逸してしまったので2週間ぶりとなる津布良神社(皇大神宮 末社)。
社叢を遠望しながら
徐々に近づくといつものように坂道を進んだ。
坂道を登り切ると社叢を左方向へ巻くように・・・。「どうも雰囲気が異なる。」「いつもと訪れる時間帯が異なるからか?」「否、そうではないようだ。」自問自答した。
その違和感(?)はこの垂直に刈り込まれた植栽にあったのだろう。御遷座が近くなると社叢の周囲はこのように美しく刈り込まれる。それは御遷座が近づいている証でもある。
さらに先へ進むと
石階の下にある「定」の立札がすでに建て替えられていた。
真新しい立札を目にした私は新しい殿舎がすでに姿を現していることを確信した。
わくわくする気持ちを抑えながら石階を進むと
視線の先には光り輝くモノが目に飛び込んできた。
まさにその一点だけが輝いていた。それは簀屋根が取り外されて姿を現した新しい殿舎であった。
わくわくしながら近づくと
まずは現在の津布良神社にお参りし、落ち着いてからこの輝きをしばらく眺めていた。
視覚はもちろん嗅覚にも訴えかけてくる。ヒノキの香りを独り占めだった。
来週には御遷座だろう。
黒い筋を垂らしていない和釘を見るのは今だけだ。贅沢なひとときとなった。
来週が楽しみだ。御造替なので立柱祭が斎行されることだろう。鏑矢・雁股矢を目にすることはできるだろうか?
【津布良神社(皇大神宮 末社)の御遷座まで】
- 御造替が開始されていた津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月07日
- 小型重機が姿を消した津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月14日
- 再び姿を現した小型重機、津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月21日
- 御造替が続けられる津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月28日
- 御造替が続けられる津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年05月05日