2018年07月21日(土) 昨年度の特別企画展もWEBで振り返れる素晴らしい資料館「伊勢古市参宮街道資料館」
伊勢市には各所で資料館等が分散しているため、ここに企画展が実施されている。興味深い内容も多くいつも図録の存在を確認するが、費用的にだろうか、工数的にだろうか、図録が作成される企画展に出会ったことが無かった。
ところが・・・・
伊勢古市参宮街道資料館のホームページを観ていたところ、特別企画展のページには企画展にて掲示された(現在も掲示されている)展示内容が詳細に掲載されていた。これはまさにデジタルな図録である。以前はそうではなかったと思い過去の企画展のページを確認したところ、昨年度(2017年度)よりこのような詳細な内容が掲載されるようになっていた。展示内容が残されることは素晴らしい。
【参考】
特別企画展「大安旅館」を観覧するために当館を訪れたので、その変化の理由について館長の世古富保さんに尋ねようと思っていたが、VR体験に大満足して舞い上がっていた私はそのこともすっかり忘れていた。
とにかく、このような企画展が一過的ではなく過去に引き継がれることはありがたい。他の資料館等でも同様の取り組みが進められないものだろうか。
ただ、
今回の特別企画展「大安旅館」で必死にメモしているおじいちゃんの姿が目に焼き付いて離れない。このような方にはデジタルの世界は縁がないだろう。図録が欲しいだろうな。
デジタルを容易に印刷できればアナログにも対応できる。
まずは、PDF化するのが手っ取り早いのだろうか。
何かいい仕組みを考えなければ。