2018年11月23日(祝・金) 新嘗祭 奉幣の儀(外宮)2018 (車、徒歩)
新嘗祭は11月23日に斎行される宮中行事で、天皇陛下が宮中の神嘉殿において天神地祇(天地の神々)に新穀をお供えし自らも食してその年の収穫に感謝する。また伊勢神宮でも新嘗祭が斎行され、天皇陛下は使者である勅使を差遣し幣帛が奉られる。その祭典が奉幣の儀であり外宮、内宮を始めてして125の宮社にて斎行される。
外宮では朝の7時より奉幣の儀が斎行された。
新嘗祭 11月23日(祝・金) 豊受大神宮(外宮) 大御饌 午前4時 奉幣 午前7時 皇大神宮(内宮) 大御饌 午前11時 奉幣 午後2時
6時40分頃に外宮の表参道口へ到着すると祭典看板を確認した。
新嘗祭 十一月二十三日 午前七時
火除橋を渡り、手水舎にて心身を清めてから表参道を進み、正宮を目指した。
参道を進むと神宮衛士より「そろそろ祭典が始まります。」と声が掛けられ、通行の規制がかかることが告げられていた。
まずは正宮にてお参りを終えると、板垣南御門の前に建つ蕃塀の前にて早朝に斎行された大御饌の儀の名残(松明が燃えた跡)を確認した。
以前に夜間に奉拝した際の記憶を呼び起こすと、浄暗のなか浅沓が玉砂利を踏みしめる音が頭の中にこだまする。
【参考】
- 六月月次祭「由貴夕大御饌の儀」の奉拝 2011年06月16日
- 十二月月次祭(内宮)由貴夕大御饌の儀 2012 2012年12月16日
しばらくすると祭典の開始を告げる報鼓が鳴らされた。
その後、神宮衛士に先導された参進の列は
天皇陛下から奉られた幣帛を先頭に勅使、祭主、
大宮司・・・の順で続いた。
何人の奉仕者だろう?
四丈殿にて幣帛の点検を終えると楽が奏されて祭典が開始された。その頃、多賀宮に奉られる幣帛は辛櫃に納められ多賀宮へと運ばれた。
私は鳥羽の伊射波神社にて例大祭を拝観する予定があったため、早々に外宮を後にした。
北御門参道を進むと所々にて大御饌の儀の名残を見つけた。
火除橋を渡ると
晴天の空が迎えてくれた。
秋も名残りおしそうだった。