2018年11月23日(祝・金) 例大祭・御魚取り神事、伊射波神社(鳥羽市安楽島町) (車、徒歩)
勤労感謝の日、加布良古崎に鎮座する伊射波神社(鳥羽市安楽島町)では例大祭が斎行され、勤労感謝祭とともに豊漁に感謝する御魚取り[みととり]神事が斎行される。
昨年に初めて拝観、体感したところその魅力にハマってしまったようだ。
【参考】
- 例大祭・御魚取り神事、伊射波神社(鳥羽市安楽島町) 2017年11月23日
ぜひとも今年も体感したいと思い、外宮での新嘗祭の拝観を早めに切り上げると鳥羽へ向かった。
伊射波神社では祭典に先出ち、拝観者もこちらで手水を受け心身を清める。
私は祭典が開始される午前10時になんとか間に合った。私が手水を受けるとほどなく祭典は開始された。
祭典の式次第については昨年の記事に紹介しているので今回はかいつまんで・・・。
修祓を終えると
奉仕者および参列者は目の前の拝殿への参進となった。
宮司が最後に拝殿へ進むと祭典が開始された。
宮司一拝、開扉、献饌、祝詞奏上に続き、舞が奉納された。
太鼓演奏の奉納ではバチの動きが激しくなると
強い風が吹き、幟が宙を舞った。(ような)
続いて、謡曲が奉納された。
その途中、拝殿の前ではふるまいの準備が進められた。ドラム缶にて火を着けられた薪が
バーベキュー用コンロへ配分された。
謡曲の奉納が終わると同時に風も止んだ。
続いては玉串奉奠。まずは御垣内、本殿前に座する宮司へと
玉串が届けられた。玉串奉奠を終えると本日の重要な神事である御魚取り神事が控えている。
この頃になるとふるまいの準備は佳境を迎えていた。
その様子はこの火の勢いが示していた。
氏子総代ほかも玉串の奉奠を終えると
撤饌。
最初に下げられたものは
漁網だった。(これは御魚取り神事で使用されたものか)
撤饌を終えると本殿前は一転した。
漁網へと投げ込まれる魚が拝殿先に並べられると
本殿の前には漁網が張られた。
準備が完了すると修祓を受け
御魚取り神事が斎行された。
手にした魚は「大漁、大漁」の掛け声とともに漁網へと勢い良く投げ入れられた。次々に・・・
最後には一般拝観者にもその機会が与えられ、私も投げさせていただいた。
御魚取り神事が終了すると漁網から魚を取り外す作業が大変そうだった。
漁網から取り外された魚(鯛など)や別に準備されていた牡蠣などが
十分な火力に仕上げられていたコンロ上の金網に並べられた。
豪快で大胆な・・・
魚が焼け上がった頃
拝殿は本殿は平常を取り戻していた。
たくさんの拝観者でも十分な量の魚や牡蠣がふるまわれた。
これこそが直会(共飲共食儀礼)だろう。
十分に満足させていただいた私はお参りを終えると、賑わいが続く直会の場を後にした。 (感謝)