2019年08月04日(日) 風日祈祭(外宮)2019年08月 (車、徒歩)
五穀の豊穣を神宮で祈る風日祈祭。古は日祈内人と称する神職が7月1日から8月晦日までの毎日、祈り続けた。現在では年に二回、5月14日と8月4日に斎行されている。
外宮および内宮での斎行時刻は、豊受大神宮(外宮) 午前5時、皇大神宮(内宮) 午前9時である。
本日は8時から地元の公園清掃の予定があったため、外宮での参進、祭典を拝観することにした。
なお、5月には御幣とともに菅で作られた蓑笠が捧げられるが、8月は御幣のみである。そんな違いを感じながら拝観するとさらにその魅力に惹き込まれる。
外宮では祭典の開始が午前5時、参拝停止が解除されるのも同じく午前5時である。
5時前に外宮へ到着すると祭典看板を確認してから表参道の火除橋前で待っていた。
定刻となり参拝停止が解除されると急いで手水を受けると表参道を進んだ。最近のパターンでは、神楽殿の神札授与所前で規制がかかる。そのため、忌火屋殿の前庭にて修祓を終えた奉仕者の参進は、この場所で拝観することになる。まずは正宮への参進、
続いては、別宮へと辛櫃が運ばれる。辛櫃には御幣が収められているのだろう。
正宮では奉仕員 全員が内玉垣のなかへ入ってしまう。そのため、祭典が終了するのをこの場所(蕃塀脇)で待っていた。
20分ほどが経過すると正宮での祭典が終了した。
正宮を後にした参進の列は別宮へ向かった。
参拝者は、別宮遙拝所付近で規制がかかり別宮へは近づけなかった。そのため、別宮遙拝所付近から大庭を眺めると九丈殿では摂末社等への遙拝の準備が進められ
その後、遙拝が開始された。
さらには四至神でも風日祈祭が斎行された。神宮では祝詞を耳にする機会は皆無に近いが、ここでは低頭しながら微音での祝詞をかすかに耳にすることができた。こちらの祭典が終了すると九丈殿でも片付けが進められた。
その後、別宮での祭典を終えた退下を迎えると外宮での風日祈祭は終了した。