2019年10月14日(祝・月) 台風19号の被害を防いだ宇治橋の木除杭と御贄調舎を避けて倒れた神宮杉 (車、徒歩)
先日、台風19号の到来時には警戒水位を越えた五十鈴川がTVに映し出される場面が多かった。
神御衣祭を拝観するために内宮を訪れたのは、その台風が通り過ぎてから二日後のことだった。
【宇治橋の木除杭】
五十鈴川に架かる宇治橋を渡ると上流側に立てられている木除杭には多数の流が止められていた。
木除杭は橋脚への流木等の激突を防ぐためのものだから、十分を役割を果たしたことになる。
横並びの木除杭を見比べると
中央の杭だけその頭から笠が無くなっていた。
そのテッペンを注視すると二ヶ所に突起が確認できた。「あれは折れた釘だろう。」「和釘なのだろうか、恐らく」
木除杭のおかげで宇治橋は大きな被害もなく、二十年を過ごすことができる。
【御贄調舎の裏手の倒木】
正宮の板垣南御門から石階を下った先には御贄調舎が建っている。その背面には
大きな神宮杉が横たわっていた。
ここ御贄調舎には神嘗祭などで由貴大御饌の際に外宮の御祭神 豊受大御神が降臨する磐座があり、とても重要な施設である。磐座の先には倒れている大木の根本が見える。
倒れる方向がこちらを向いていたら・・・。
(この記事を投稿する時には、すでに神嘗祭は終了していた。大事に至らなくて良かった。)