2020年01月19日(日) 昨夜には稲荷講の寒参り、坂社・今社・須原大社・月夜見宮にて (車、徒歩)
午後1時からは伊勢図書館で伊勢古文書同好会の勉強会が実施されたため、1時間ほど早めに到着し周辺のお稲荷さんを巡った。
そろそろ稲荷講の寒参りが実施される時期だが、先週に巡った時には今年の「寒中御見舞」札を目にすることは無かった。
【参考】
- 今年もそろそろ稲荷講の寒参り 2020年01月11日
少しの期待を胸に、まずは図書館前にある坂社へ向かうと
その境内社である坂之森稲荷社へ。
すると、貼り紙所には
令和二年の「寒中御見舞」札が貼られているではないか。
寒中御見舞
令和二年一月十八日
筋向橋商店会
青年部
まさに今年の「寒中御見舞」札だった。昨夜、筋向橋商店会 青年部の稲荷講により寒参りが実施されたのだろう。(しかし、京町稲荷講奉賛会はまだ。)
続いては今社へ向かった。
こちらにも境内社としてお稲荷さん、
清川稲荷大明神がまつられている。鳥居をくぐり抜けて
拝殿に立つとその右手には「寒中御見舞」札が・・・
ここでも坂之森稲荷社と同様に筋向橋商店会 青年部のものだけが新しくなっていた。
京町稲荷講奉賛会と河崎吉家講は来週だろうか?
その後、「修繕状況を確認できるかも?」と期待しながら旧御師 丸岡宗大夫邸を訪れたが休工のために長屋門は閉ざされていた。(日曜日だから・・・)
丸岡宗大夫邸を後にすると須原大社へ向かう途中で、いつも気になっている民家の塀の上から見える朱の鳥居を・・・。
こちらにも稲荷講はお参りしているのだろうか?(一度はお参りしてみたいものだ。)
いつものように鳥居の笠木を眺めるだけで通り過ぎると須原大社へたどり着いた。
社務所前からこちらの鳥居を抜けるとその先が須原稲荷神社。
拝殿の右手の柱には、
筋向橋商店会 青年部の令和二年が貼られていた。
さらに、その反対側(左側)には
別の令和二年が貼られていた。(日付は記されていないが、昨夜の土曜日だろうか?)
令和二年一月
寒中御見舞 本町協友会
須原大社にもお参りを終えると
こちらを後にして月夜見宮へ向かった。
豊受大神宮の別宮である月夜見宮へなぜに訪れるのか?
実は、こちらには神宮とは関係がないもののお稲荷さんがまつられているからだった。
【参考】
- 月夜見宮のお稲荷さんの御由緒 2015年01月31日
月夜見宮および高河原神社へお参りを済ませると月夜見稲荷大神への参道を進んだ。
お参りの際、賽銭箱の奥に供えられた
油揚げが目に入った。さらにその奥には白鷹の小瓶が添えられていた。しかし注目したのは「油揚げ」。もしかすると稲荷講が訪れたのかも・・・。
そして、振り返ったところこんな所に
「寒中御見舞」札を見つけた。これは本町協友会のものだった。
それに気を良くした私は外宮へも訪れてみた。
外宮でも以前は「寒中御見舞」札を見かけた。(最近でも稲荷講は夜間にお参りはさせていただき札を貼るが、すぐに剥がされてしまうと聞く)
【参考】
- 筋向橋商店会 青年部による稲荷講寒参りの「寒中御見舞」札を求めて(須原大社、外宮・・・) 2018年01月21日
大津神社前の大楠付近に「寒中御見舞」札の痕跡はなかった。
また、北御門参道の
こちらの石には
「寒中御見舞」札に塗られた糊の跡のようなものが・・・
この時と同様に消えた・・・だったのかも知れない。
【参考】
- 消えた「寒中御見舞」札、北御門参道(外宮) 2018年01月27日
来週にはさらに多数の「寒中御見舞」札を目にすることができるだろう。
また、お稲荷さんを巡るシーズンがやって来た。