2020年02月02日(日) 船下ろし式@山田奉行所記念館(伊勢市御薗町上條) (徒歩)
先週だったか、山田奉行所記念館の開館15周年記念行事を案内する回覧が届いた。
そこには、
船下ろし式(ふなおろししき)
江戸時代、毎年正月二日には、成人した同心による御用船の操作技術取得のために「船下ろし式」が行われていました。開館15年を記念し、晴れやかだった往時の様子を偲び、その一端を現代に伝えようと祭りを計画しました。・・・
江戸時代に成人した同心の教育のために行われた「船下ろし式」を再現すると。
今回、引き出される船は以前に山田奉行所記念館で目にした船だった。(それはこの特別展の時に)
【参考】
- 平成29年度特別展「山田のまちと水害」(山田奉行所記念館) 2018年03月10日
こんな機会はもうないかもしれない。久しぶりに山田奉行所記念館を訪れた。
入口の案内板には「御船下ろし式」と「御」の字がつけられていた。
本日の「船下ろし式」はお白洲で行われるとのこと。(写真には写っていないが、所狭しと人が集まって来た。山田奉行所記念館内がこれほどの人で溢れるは初めてではないかと思うほどに。
駐車場が賑わったことはあったが・・・
【参考】
- 弓馬術礼法小笠原流 古式歩射 三三九手挟式(山田奉行所記念館) 2015年07月20日
話を戻し、本日の次第は次の通り。
開始の儀
主催者あいさつ
船下ろし 由来説明
来賓紹介・祝辞船下ろしの儀
お祓い・玉串奉奠
船曳きの儀
餅まき演芸会
定刻となると主催者あいさつの後、
元御薗村の教育長であった辻村修一さんから
船下ろしの由来が説明された。(こちらのMP3を再生すればその内容が聞ける。)
音声プレーヤー(山田奉行所記念館は、御薗村が伊勢市と合併する前に御薗村で作られた。)
由来説明の後、今社の宮司により船下ろしの儀が斎行された。修祓の後、
献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、撤饌と一連の流れで。
祭典を終えるとついに1/2サイズの見回船が
曳き出された。
小屋から半身ほどが引き出されるとそこで停止し、続いては餅まきとなった。
まずは船の上から
その後、お白洲の前から・・・
以上で船下ろし式は終了となり、演芸会へと・・・
私は午後から古民家Hibicore(津市美里町三郷)への予定が入っていたため、船下ろし式が終わると早々に記念館を後にした。(もし、午後からの予定がなかったとしても帰っていただろう。芋洗い状態の人出だったから)
次回は、本格的な「船下ろし式」を期待したい。