2020年02月23日(祝・日) 立梅用水、岩谷池より先の終端は??? (車、徒歩)
3月に開催する写真好学研究所「ZINEをつくる」研究成果展
(【予告】写真好学研究所「ZINEをつくる」研究成果展@gallery0369(津市美里町三郷))
【2020年02月29日 追記】
3月に開催を予定していました
写真好学研究所 「ZINEをつくる」研究成果展
につきましては、新型コロナウィルスの感染予防のため、開催を延期します。
詳細についてはこちらをご覧ください。
【参考】
写真好学研究所研究所成果展「ZINE」をつくる開催延期のお知らせ| gallery0369
では、ZINEを販売することもひとつの研究として各人が商品とするZINEを制作している。私は展示用の立梅用水(たちばいようすい)からスピンオフさせた「立梅用水 完歩記録帳」なるものを制作した。( ついに届いた立梅用水完歩記録帳・20冊限定 2020年02月12日 )
「立梅用水 完歩記録帳」は完成したものの、実は一部を完歩できていない私がいた。
水土里ネット 立梅用水がホームページに掲載されている 通水状況(水土里ネット 立梅用水)の地図を確認すると、下流部では岩谷池の先で伊勢自動車道と交差して終端となっている。
ところが私は岩谷池までしか歩いていなかったのだった。
【参考】
- 疑問解消のために訪れた立梅用水が落ちる池、岩谷池(多気郡多気町丹生) 2017年05月27日
今、「立梅用水 完歩記録帳」を手にして完歩を目指す方々へのサポート用ページを作成しているが、自分自身が完歩していないと紹介できず「完歩」の文字が偽物になってしまう。
そのため、立梅用水の終端を調べるために午後から丹生へ向かった。
丹生山神宮寺前から北方向へと続く県道(和歌山別街道)を進む。
和歌山別街道はこちらの道標で右へ折れるので、街道と別れて直進する。
戯れるスズメや
丹生で大好きな場所を眺めたりしながら
八王子川に架かる縁通寺橋にたどり着いた。橋の手前を右へ行けば何の問題もなかったのだが、私は左(下流側)へと進んでしまった。久しぶりに訪れたため、岩谷池の位置を見失っていたのだった。
結局、途中で出会ったおじさんに岩谷池(いわんだにいけ)の場所を教えていただくと、20分ほどの遠回りを終えてこの橋まで戻って来た。
やっと本来のルートへ戻ると、縁通寺橋から八王子橋まで八王子川をさかのぼった。
陶芸体験教室の看板を背にすると
目の前に見える橋は
八王子橋だ。橋を渡り道なりに進むと
県道を横断する。その先の狭い坂道を上れば
ほどなく岩谷池にたどり着く。
岩谷池の堰堤に立ち、歩いてきた方向を眺めるとこんな風景が広がっている。
本日のスタート地点はこちらだ。ここは立梅用水が岩谷池へ落ちる場所である。しかし、その水路はここが終端ではなく、
さらにその先へと続いている。
しばらく歩くと
こんなプレート「5-1-27」を見つけた。
さらに先へ・・・
立梅用水はこの辺りでもかなり高い位置を流れている。
次のプレートはこちら「5-1-28」。分水用のパイプが設置されている。
さらに見つけたプレートは
こちら。
先のものとはナンバリングの系統が異なる「5-2-14」であり「拾皿反2」の文字が添えられていた。何を意味するのか?
この場所からの風景はこんな感じで
分岐された水路の下には複雑な形状の水路が設置されていた。
湾曲しながら進む水路に従うと
前方の薮の先に伊勢自動車道の下で交差する「松阪39」を見つけた。しかし、水路はヘアピンカーブとなり
「松阪39」を背にして離れて行く。この先で右へ巻くように進むと
こちら
分水桝「5-1-30」にたどり着いた。田んぼへは左側に分水され、本線は道路の下をくぐると
こちらへ続き
この桝
「5-1-31」に落ちていた。
桝の先にはこのような大きな円筒形の水路が続いていて、伊勢自動車道を横断しているが
この水路の奥はこんな感じ。向こう側からこちらへと流れているように見えた。
さらに、桝の左側には小さな穴が下方向へ続いていた。この穴は板を差し込めば流れを止められる仕組みとなっていた。
穴の先はこんな感じ。田んぼへと分水する経路だろうか?
しかし、上から眺めてもどこに落ちているのか? 全くわからなかった。
田んぼへは入れないので、こちらの舗装路で県道へ出ると
伊勢自動車道のフェンス近くの道を探した。
ここを右へ曲がれば
先程の小さな穴からの流れの先へたどり着きそうだ。
先へ進むとこのような桝にたどり着いた。前方からと
右側から水路が集まっていた。
直進方向の先では大きな円形の水路が伊勢自動車道を横断していた。しかし「5-1-31」からの流れを見つけることはできなかった。
ここから先は下り坂となり
反対側も下り坂となっている。つまり、その間は窪地だ。
窪地からさらに奥へと進むとここにも水路があるが、これは立梅用水ではないだろう。どこから水が運ばれてくるのか?
水土里ネット 立梅用水がホームページに掲載されている 通水状況(水土里ネット 立梅用水)の地図によると、この付近で立梅用水は伊勢自動車道を横断するはずなのだが、その場所がわからない。
伊勢自動車道の下で交差する「松阪38」をくぐり反対側へ行ってみると
点在する田んぼの脇にある水路にて
「5-2-15五郎八池」の桝を見つけた。先に見かけた「5-2-14 拾皿反2」と番号は近いが、その意味がわからない。「五郎八池へ流れる?」のか「五郎八池から流れてくる?」のか、それとも全く別の意味?
立梅用水の終端を見つけるはずの調査だったが、結局は終端を見つけられず疑問を深めてしまった。
情報を集めてから再度訪れることとしてこの場を後にした。何とも後味が悪いが。