2020年08月29日(土) 和歌山街道ウォーク(松阪市飯南町粥見〜小片野町) (車、徒歩)
午前中は多気町朝柄から桜峠を越えてここまで歩いてきた。
【参考】
- 和歌山別街道ウォーク最終回(多気郡多気町朝柄〜松阪市飯南町粥見) 2020年08月29日
同じルートを戻るのは味気ないので、松阪市小片野町付近まで和歌山街道を歩きそこから朝柄まで戻ることにした。
このルートのほとんどは先日も歩いているが、その時には寄り道できなかった神社等へもできる限りお参りするなど帰路も楽しんだ。
【参考】
- 立梅用水ウォーク(現役の井堰〜波多瀬) 2020年08月13日
軽い昼食を終えると11時30分頃に粥見神社を出発した。
こちらの石標で「左 まつさか」方向へ。
粥見出鹿交差点で国道166号と合流。
粥見神社前のバス停を過ぎると
右手には先ほど歩いていた粥見の町が望め
進行方向は緩やかな下り坂となる。
国道368号の下には粥見井尻遺跡が望める。(未だに訪れたことが無いので行かねがと思いつつも本日は・・・)
粥見井尻交差点へ近づくと
その手前に第2駐車場の案内を見つけた。ここは道の駅 茶倉と粥見 井尻遺跡の駐車場となっていた。
交差点を過ぎ道なりに進むと
右下には櫛田川が流れ、立梅用水の3代目および2代目の井堰跡が望めた。このビューは初めてだ
こちらを過ぎると
さらには、立梅用水の現在(4代目)の井堰が望めた。
朝に和歌山別街道で桜橋から初代の井堰跡を眺めたので、今日は初代から現在までの井堰を目にしたことになる。なんとも感慨深い。
道の駅 茶倉を過ぎると下り坂になる。
こちらで下る場所を間違えて引き返した。(何度も歩いているが・・・)
道標に従って国道を離れてからこの先で国道へ合流。
前方には千歳橋が見える。
千歳橋を過ぎると櫛田川の様相はかなり変化する。この部分の河床は高く水たまりとなっている。まるで川の中に池のようだ。
先へ進むと
粥見赤滝交差点。左へ折れれば美杉方向だ。ここは直進。ほどなく左方向に鳥居を確認した。
国道の右側にこんな路地を認めたので、寄り道のためにこちらへ入ると
予想通りその先には神社があった。
こちらは柿野神社である。
古より旅人を見守ってきたようだ。
そんな思いがこんなところにも。(現地でご確認を!)
神社の近くでパチリ。
国道(和歌山街道)へ戻ると建物の隙間から見える櫛田川をパチリ。
現在の郵便局の前を通り過ぎ
さらにはかつての郵便局(旧飯南郵便局局舎)の前を・・・
しばらくすると道は左へとカーブする。
柿野学校前 バス停付近からは
櫛田川で各所に見ることができる沈下橋を望める。
【参考】
- 宮川流域案内人とともに「多気郡多気町丹生からの櫛田川ぞいを行く」ツアー 2018年12月02日
バス停の先、ここからは国道を離れる。
柿野小学校前を通り過ぎてから
しばらくすると左側の上方に鳥居が望める。先日に見つけたがパワーがなく訪れることができなかった場所だ。今日は体力的にも余裕があったので、
こちらの道へ入ると
石垣に挟まれた小道を進む。
田んぼ道を抜けると先ほど見上げた鳥居の下に立っていた。
階段を進むとこちらが例の鳥居。やっと対面できた。
鳥居をくぐりさらに登ってから振り返ってのパチリ。深野の風景だ。
階段を登りつめるとさらなる鳥居の先には
こちらの案内板「史跡 稲荷山」
今は稲荷社がまつられ、伊勢神宮と先ほどお参りした柿野神社の遙拝所が設置されていた。
念願の場所を訪れた満足感で、足元は軽快に。急坂の小道を駆け下りると和歌山街道へ戻った。
こちらは佐野家住宅。
その前に説明板が立てられている。
深野棚田への入口を過ぎると
深野大橋。この橋を渡っったが、
ここから先の和歌山街道は未踏だ。国道166号を離れると
伊勢本街道(和歌山街道)の案内に従う。
旅籠が点在していたとされる場所がどのあたりなのか今はその名残も見つけられない。(新型コロナウィルスが流行していなければ、地元の方に尋ねるのだが今はそれも容易には難しい)
こんな湾曲に旧道の趣を感じながらひとり旅は続く。
石垣に納められた小さな金属製の鳥居を左に見ながら進むと
庚申堂の前にたどり着いた。
こちらには新しい案内板がここ「大石宿道標」と
ここ「行悦道標」にも。
その先で国道にたどり着くが、合流することはなく
横断し、こちらの坂道から
国道を背にして進む。
こんな案内板に心惹かれつつも(次回、訪れようと心に留め)、
先を急いだ。
こんなところに、近鉄が実施したと思われる「伊勢参宮本街道ハイキング」の名残を見つけた。
坂を下ると
ここで国道166号と同流した。
先ほど下った坂は、おせん坂(伝 おせん茶屋跡)と案内板に記されている。
おせん坂を跡にすると
ここからは国道の歩道をてくてくと。右側には櫛田川の流れ。
道路の向こう側に案内板を見つけた。「料亭跡地」とある。
その隣は、大石不動院。
案内板を確認すると展望台もあるようだが、今回は本堂にてお参りするのみにとどめておいた。
国道をさらに進むと波多瀬橋の先で
大石神社の社号標を見かけたが、急な坂道の参道を目にしたところ今回はエスケープしてしまった。(ここまで戻って来なくてはいけないので・・・)
この先で
和歌山街道は国道と分かれる。
この後はかなり単調な道を黙々と歩いた。
途中で見覚えのある風景にも出会った。以前にぶらぶらした場所のようだ。
そして、道なりに進むと
こちらの交差点
「小片野栄町」が本日(和歌山街道ウォーク)のゴールとなった。
左方向を眺めると国道166号の交通標識が・・・