2018年01月17日(水) 「伊勢市立郷土資料館」再開の意向は喜ばしくもあり不安でもあり・・・
平成23年(2011)3月31日に閉館した伊勢市立郷土資料館、今その場所は更地となり花見シーズンにのみ、オヤネザクラ観覧のために年に数日だけ一般公開されている。
伊勢市立郷土資料館は閉館してからすでに7年、伊勢市立郷土資料館の再興を何度期したことだろう。
【参考】 伊勢市立郷土資料館に関する記録
- 伊勢市立郷土資料館 2010年07月04日
- 【閉館】伊勢市立郷土資料館 2011年05月22日
- おかげ参りとお木曳き(和紙人形ジオラマ)のその後 2012年03月03日
- 国史跡旧豊宮崎文庫とオヤネザクラの一般公開 2016年04月02日
- 「さあ、伊勢市が重い腰を上げる時が来た!」、旧御師 丸岡宗大夫邸(伊勢市宮町)の特別一般公開 2016年06月12日
- 『何が出るかわからない、伊勢の昔語り~歴史家のターゲットは古代から江戸時代まで トークバトル パート3』@ロカンダボーノ 2017年09月16日
本日付けの伊勢新聞によると、昨日(16日)の市議会教育民生委員協議会にて「閉館した市立郷土資料館を現いせ市民活動センターの場所にて再開する。」意向が報告され、さらには「15年後に新設予定である複合施設「伊勢文化センター」(仮称)に同館を入れる。」とのこと。
【参考】
閉館から今まで約7年もの間、行政から音沙汰の無かった「郷土資料館」の名前が示され、さらに再開の意向とは感慨深いものがある。
ただし、なぜに突然にそのような話が持ち上がったのか? 志のある再開なのか、何かに(誰かに)揺さぶられての再開なのか? 再開は喜ばしいことだが、その真意と方向性が明らかになるまでは甚だ不安でもある。
「郷土資料館」として再興するのであれば、いままでお蔵入り状態となっている収蔵品のデジタルアーカイブ化も並行して実施していただきたいものだ。
また、将来的には資料館として相応しい施設になるのだろうが、新聞記事にある「15年後に新設予定である複合施設「伊勢文化センター」(仮称)に同館を入れる。」という表現が非常に気になった。
複合施設「伊勢文化センター」の添え物にとどまらないように注視したい。
まずは、未定となっている再開日が明らかになる日が待ち遠しい!