2018年04月22日(日) 久しぶりに歩いてのお伊勢さん125社まいり・二見めぐり (車、徒歩)
最近はお伊勢さん125社を歩いて巡っていなかったので、久しぶりに歩くことにした。昨日のこともあったの神前神社を訪れたく二見めぐりとした。今回は太江寺で藤を愛でたり、栄野神社の本殿が傾いていることに気づいたり、さらには疑問だったことへの答えを得るなど内容の濃いものだった。
【参考】 神前神社を訪れたくなった理由はこちら
- 再び姿を現した小型重機、津布良神社(皇大神宮 末社) 2018年04月21日
自宅から歩こうかとも考えたが予想以上に暑くなりそうだったので、今日は二見総合駐車場に車を駐め、次のルートでめぐった。
【今回のルート】
二見総合駐車場 → 御塩殿神社 → 二見公民館 → 堅田神社 → 高松稲荷 → 音無山 → 太江寺 → 江神社 → 栄野神社→ 神前神社(許母利神社、荒前神社を同座) → 松下社 → 民話の駅 蘇民 → 旅荘 海の蝶 プライベートビーチ → 粟皇子神社 → 二見町松下区 → 二見興玉神社 → 御福餅本家 → 二見総合駐車場 (お伊勢さん125社)
【二見総合駐車場】
二見総合駐車場に車を駐め、二見公民館側から駐車場を後にすると二見中学校の方向へ歩を進めた。
【御塩殿神社】
中学校を過ぎると左手におかげバスの御塩殿神社前 バスのりばがある。
こちらの鳥居をくぐり参道を進むと
喜多井さんが清掃奉仕の最中だった。挨拶を交わしてから御塩殿神社にお参り。
御塩殿神社を訪れれば必ず訪れるのはこちら。二見浦海岸側の出入口で年に数回しか開かれない。さあ、ここから出発だ!
御塩殿神社を出ると来た道を戻ったが、同じルートを歩くのも面白くないので今まで歩いたことがない脇道へ入った。この先は二見体育館の裏側だった。
体育館の周囲を巻くように進み、振り返ってパチリ。
【二見公民館】
体育館の正面へたどり着くとそこは二見公民館の前だった。
二見公民館を背にすると、こちらの校門跡(振り返ってパチリ)から
真っ直ぐ進むとこちらに突き当たる。左へのルートは何度か歩いたことがあったので、右側の路地へ入った。
見慣れない景観を楽しみながらぶらぶらと進むと
こちらの道へたどり着いた。右方向へ勧めば、国道42号の向こうに堅田神社が鎮座している。
【堅田神社】
国道42号を横断し、民家の間を進むとこちら。
堅田神社を出ると右方向へ。程なく国道からこちらの路地を入った。その先には朱の鳥居が望める。
【高松稲荷】
こちらが先ほど眺めた鳥居の先だ。名前は記されていないが、音無山を歩いていて見かける道標に「高松稲荷」の文字が示されている。この後でその道標を見ることができるので、ご注意を!
【音無山】
高松稲荷井にお参りしてからその前に続く坂道を登ると
こちらの道標にたどり着く。右は「さくら園」とあり、この方向からでも音無山々頂まで行くことはできる。しかし、今日も文字通り、左「音無山」の文字に従い左のルートを選んだ。
【参考】
- サクラを求めての音無山散策(伊勢市二見町) 2017年04月15日
整備された歩道を進むと
道標に従って山頂を目指す。
この道標に「高松稲荷」と記されている。(見つけてください!)
なお、こちらの東屋の奥には
三角点があり、佐見山と記した山頂標がいくつも掲げられている。
さらに東へ進むとかつて運行されていた二見浦ロープウェイの跡があり、
こんなモノが残されている。戦時に金属を供出したと聞くがなぜにこの部分は残されているのか?
蝶と戯れたリしながらさらに東へ進むと
音無山にまつられる音成神社にたどり着く。ここが音無山の山頂のようだ。
この隣にはこの東屋が建っている。
東屋に対して音成神社の反対側には山道が下っている。十分に踏まれた状態なので迷うことはない。ここを下れば最短で太江寺へたどり着ける。
軽快に坂道を下るとこちらにたどり着く。木々の間に小さな祠が望める。
【太江寺】
ここは太江寺の境内であり伏見稲荷社がまつられている。
今でも鳥居や社殿が新しい元興玉社に、さらには本堂にてお参りした。
【参考】
- 元興玉社の造営祭典(遷座祭)、太江寺(伊勢市二見町江) 2017年05月03日
また、太江寺は藤棚でも有名であるが、藤については別の記事で紹介することとし、ここでは太江寺を後にした。
参道の下からのパチリ。参道に向かって左方向へ進むと
程なくこの場所にたどり着き、道標を見ることができる。カーブミラーの前に建つ道標には「右あさ満道」とありそれに従う。
民家の間を抜ける細い道を道なりに進むと高泉庵、さらには
こちらにたどり着く。右方向へ進むと
この先、車止めの間をすり抜けてさらに奥へと・・・
【江神社】
こちらへ入れば
江神社が鎮座している。江神社は昨年に御造替を終えている。
【参考】
- 新社殿の屋根に鏑矢と雁股矢、江神社(皇大神宮 摂社) 2017年05月09日
江神社を後にするとJR参宮線 江之道踏切を目指した。
踏切を越えると左側に栄野神社が鎮座している。
【栄野神社】
こちらが栄野神社(二見興玉神社の飛び地境内社)。お参りを終えてから大変なことに気づいた。本殿が傾きかけていた。その内容については別の記事で紹介する。
【江漁港】
再びJR参宮線 江之道踏切を渡り、江漁港の脇を進むと
日の出橋で五十鈴川派川を渡った。
日の出橋を渡り終え、国道42号を横断してから振り返ってのパチリ。
この交差点を背にし、真っ直ぐに進めば次の目的地である神前神社にたどり着く。
メガソーラーを左手に見ながら・・・。その先はこんな風景となる。この先はいきなり狭い土道となる。
【神前神社(許母利神社、荒前神社を同座)】
苔生すほどに湿潤な小道を進むとこの社号標が迎えてくれる。高さ数十cmのものだ。この先は250段以上もある石段が続く。
見上げるほどの石段を進むと上方でブロワーの大きな音が聞こえてきた。
石段を登り切った辺りで落葉などを払い、参道を清掃されている男性が・・・。その男性は二見地区の125社を管理している顔見知りの祝部さんだった。
挨拶を交わすとしばし雑談となったので、昨日に津布良神社にて疑問に思ったことなどを尋ねてみた。まず、御用材の運搬方法について、前回の修繕では小工の方々が担ぎ上げたそうで、今回は御造替となり御用材の量も多いので大変そうだと。(古材を降ろすのも大変だろう。)
さらに、小型重機の運搬について(私は重機は上げずに人手で作業するのだろうと考えていたが)、前回は重機が石段を自力で登ったそうだ。現場を目にはしていないがバケットを利用して後退しながら登ったのでは?とのこと。また、神前海岸の方から尾根沿いに移動させることも考えたが登り口がかなり急なためか、石段ルートとなったそうだ。
また、話題は吉野の脳天神社や楯ヶ崎などにも及んだ。これから粟皇子神社へ向かうことを告げると湿地帯のルートの話となり、湿地帯を歩きやすいように木材を並べてくれているのはこちらの祝部さんであることがわかった。(感謝)
祝部さんにお礼を述べると神前神社を後にした。
石段をくだると定の立札で、神宮の宮域を離れた。
暑い日差しの中で、所々に水を感じながら
松下社へ向かった。
【松下社】
こちらが松下社。
松下社は御造替を終えてから2年半以上が経過しているので、見た目がかなり変化している。
【参考】
- 先週に御新遷を終えた松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月31日
松下社を後にして目指すのは本日、お伊勢さん125社では最後となる粟皇子神社である。
【民話の駅 蘇民】
蘇民の裏手にあるしょうぶ園の前を通り抜けると
国道42号を鳥羽方向へ歩いた。
右手にJR参宮線松下駅が見える辺りで、松下駅を背にするとこの場所である。国道42号を横断して細い道を進むと
この先で林道を抜け、先ほど話題となっていた湿地帯にたどり着く。
こんな雰囲気の中を・・・
ピークを越えると
壊れそうな小屋を左手に見つつ、
視界が開けてくる。
ここまでくれば、この先が湿地帯となっている。
今はこのように木道が設置されているため、靴を汚すことなく歩きやすい。
これらは先ほどもお会いした祝部さんのおかげだったとは・・・。(再び、感謝)
湿地帯に足と取られることもなく通り抜けると振り返ってのパチリ。
湿地帯の先には
海が広がっている。
【旅荘 海の蝶 プライベートビーチ】
潮騒を聞きながら一人だけにビーチ。まさにプライベートビーチにて贅沢な昼食を終えた。食べたのはおにぎりだったがこのシチュエーションは堪らない。
今は誰もいないビーチを
後にすると
こちらから回りこんで
粟皇子神社の前の浜にたどり着いた。こちらは粟皇子神社を背にしてもパチリ。ここで海を背にすれば道を進めば
【粟皇子神社】
右手に鎮座するのが粟皇子神社である。
お参り。
歩いて来たルートとは反対側へ進むと
こちらの坂道となる。
登り詰めた辺りにも「粟皇子神社→」の案内板が立っている。
【旅荘 海の蝶】
建物の裏から表へ出るとここが旅荘 海の蝶である。
旅荘 海の蝶から池の浦釣り筏案内所の方へと続く坂道を下ると
その先にはこの橋がある。右へ進めば国道42号へ出る。
なお今は開設されていないが、直進方向へ道なりに進むとJR参宮線 池の浦シーサイド駅があるので寄り道してみた。(予想通り、開いていなかった。)
池の浦シーサイド駅付近から池の浦をパチリ。
先ほどの橋まで戻ると
国道42号へ出た。右「伊勢方面→」へ進むと
池の浦 バスのりばを通り過ぎ
「伊勢市教育委員会 松下倉庫」なる看板は目に入った。ここはかつて国際リゾート短期大学校だったところだが、廃校後に
閉館となった伊勢市立郷土資料館の収蔵物がこちらへ移されたそうだ。彼らは大丈夫だろうか? 早く脱出したいだろうに・・・(可哀想)
【参考】
- 「伊勢市立郷土資料館」再開の意向は喜ばしくもあり不安でもあり・・・ 2018年01月17日
郷土資料館のことを夢想しながら先へ進むと国道42号およびJR参宮線に架かる松下跨線橋にたどり着く。その下をくぐってから振り返ってパチリ。眺めていると歩きたくなった。
こちらを進むとその先は二見町松下区となっている。誰もいないルートを進むと
【二見町松下区】
松下区家並みにたどり着いた。
こちらの奥には松下区弓祭り祭具倉庫がある。
【参考】
- 弓祭り(伊勢市二見町松下) 2013年04月07日
松下区弓祭り祭具倉庫の隣にある建物の瓦には「山田八日市・・・」の文字が見て取れた。
ここからは
水路沿いに歩いた。水路に架けられた板の橋が魅力的だ。
水路を離れ,丁字路に突き当たると右方向へ進み
圦先(ゆりさき)踏切にたどり着く。踏切を渡ると国道42号へ合流するので、左方向へ。
先にお参りした松下社を右手に見ながらさらに・・・
ここは日の出橋東交差点。さらに国道42号を歩くと
五十鈴川派川でもある江川に架かる江川橋を渡った。
漢字でもひらがな・カタカナでも、更には英語でももっとも短い名前である江(え、エ、e)交差点を過ぎると二見興玉神社を通り抜けた。
【二見興玉神社】
二見興玉神社、
こちらは賓日館。ゆっくりできないので今日はスルー。
旅館街(夫婦岩表参道)を後にすると
裏通りで近道をし
【御福餅本家・二見総合駐車場】
御福餅本家に立ち寄ってから二見総合駐車場へ戻った。
なんとも充実しためぐりだったことか。