2018年07月03日(火) 仮殿が建てられていた御塩殿神社(皇大神宮 所管社) (車、徒歩)
近々、仮殿遷座祭が斎行される御塩殿神社(皇大神宮 所管社)。御造替のため仮殿が必要であり、先日訪れた時には仮殿を建てる準備が進められていた。
昨日に続き、本日も夕刻に御塩殿神社(皇大神宮 所管社)を訪れた。鳥居をくぐり参道を進むと
視線の先には夕暮れ時にもかかわらず明るいモノが見えてきた。あれは仮殿だ。
昨日の朝、私は河原神社で「その日のうちに河原神社から御塩殿神社へと移設される」との仮説を立てた。ところが事実は「その日のうちに河原神社から撤去され」「翌日に御塩殿神社に建てられた」だった。半分正しくて、半分間違っていたような・・・。
偶然にも私と同じタイミングで仮殿を見学に来た男性とお会いし、神宮の御遷座や仮殿などについて対話した。私は仮殿に微妙な違和感を感じながらも、「仮殿は引き継いで使われている・・・。」「昨日、河原神社から撤去された仮殿は山田工作所でリニューアルされてから本日こちらに建てられたのでょうか?」などと話していた。
帰宅後も仮殿に対する違和感は頭の片隅に残されていた。本ブログを書くためにこの写真を眺めてみると私の違和感の原因を見つけることができた。それは3つ? 実はそれ以上あるのかもしれない。
【違和感の原因】
- 柱や梁、桁、さらには御扉に古材が使用されている。
- 殿舎の背が高く、御垣から飛び出している。
- 屋根材がやけに新しく感じる。
【2018年07月02日(月)夕】 仮殿が移転されていなかった御塩殿神社
本日には御遷座を終えた河原神社(豊受大神宮 摂社)から仮殿がこちらへ移転されるだろうと仮説を立てたので
【参考】
- 仮殿が姿を消していた河原神社(豊受大神宮 摂社) 2018年07月03日
その検証のため、終業後に日が落ちる直前の御塩殿神社を訪れた。
ワクワクしながら参道を進むと雰囲気はいつものようだった。
その予感は当たり何も変化は起きていなかった。
仮殿は移転されていなかったのだった。
明日にも訪れることを約して
御塩殿神社を後にした。
【御塩殿神社(皇大神宮 所管社)の御遷座まで】
- 御塩殿が仮殿ではなかった御造替、御塩殿神社(皇大神宮 所管社) 2018年06月30日
昨日御塩殿神社でお会いした者です。今回お持ちになられた違和感について、友人に写真を送ってもらい他の神社の仮殿と見比べてみましたところ、蚊野神社の仮殿は、今回お書きになっていることと同様に、柱や梁、桁、御扉には古材が使用されています。今回御塩殿神社に建てられた仮殿は、蚊野神社で使われた仮殿のようです。河原神社の仮殿と比べてみましたが、こちらは御垣の背が高いのか殿舎の背が低いのか、お互いの高さの相対的な関係が御塩殿の今回の御塩殿のものとは明らかに違います。なお、友人に写真を送ってもらったのは、仮殿にも京呂組折置組の作り分けがあるのかどうかを調べるためでしたが、さすがにそのような作り分けはしてありませんでした。
コメント承認が遅れ失礼しました。