2018年07月21日（土） 平成30年度 特別企画展「大安旅館」にてVR体験（伊勢古市参宮街道資料館） （徒歩）
伊勢古市参宮街道資料館では特別企画展「大安旅館」が開催されている。しかも本日のみだが、「大安旅館」を３Dモデルで再現しその内部を自由に体感できるVR体験会が実施された。
伊勢古市参宮街道資料館（伊勢市中之町）
平成30年度 特別企画展「大安旅館」とVR体験のパンフレット（伊勢古市参宮街道資料館）
体験会は午後１時の開始だったが私が到着したのは午後2時となっていた。定員は約10名だったのですでに満員ではないかと不安だったが、私の他には誰もおらず拍子抜け状態となった。どうやら開始直後には数名が集まったが、1時間後には全員が体験を終えていたのだった。神宮神田へ足を伸ばし、さらに到着を遅らせたのが幸いしたようだった。
今回の体験会は、株式会社桑山瓦（通称 ykuw-design ワイクウーデザイン）の桑山優樹さんによるボランティアで実現したそうだ。本日のみ3時間ほどの体験会で、今後は特に予定が無いそうなので、本日「大安旅館」のVRを体験できたのはごく限られた特別な人となった。
現場で聞きかじった内容によると、数年前までは瓦葺き職人であった桑山さんが専門学校で技術を学び卒業後にはVR等を制作する部門を持つ株式会社桑山瓦を立ち上げた。専門学校の卒業制作では「大安旅館」の平面図と写真をもとに3Dモデルデータを作成した。今回のVRはその3Dデータを利用し2〜3ヶ月の期間で作り上げた。利益を生むプレゼンのためではなく、仕事の合間をぬって作られたのだろう。詳しくお話できなかったので私の想像の部分も多いため話半分で・・・
【参考】
体験前に操作方法の説明を受けてから専用ゴーグルを付け、コントローラーを握った。私は体験できることに心が踊り、体験している姿を写真に撮ってもらうのを忘れてしまった。そのため、重要な体験写真はない。
平成30年度 特別企画展「大安旅館」でのVR体験（伊勢古市参宮街道資料館）
コントローラでメニューを表示すると 1階、2階を切り替え、それぞれの行きたい場所へレーザーポイントを合わせてワープ。座布団に座ることもできるし、階段を上ることもできる。さらには屋根の上に立つことも。などなど現実世界を越えた体験もできる。
私は小学生の頃、古市街道が通学路だったが「大安旅館」は締め切られた暗い大きな建物としか意識していなかった。思い返せば勿体無いことをしていたものだ。40年以上を遡り空間とともに時間をも（子供の頃に）ワープしながら「大安旅館」を楽しんだ。館内はもちろん街道から玄関を眺めたり、井村かねさんのように玄関先に腰を下ろしたり・・・・
他にも体験希望の方が現れた様子だったので、ゴーグルを外したがいつまでも体感したい気分だった。
私はVR体験に大満足し舞い上がってしまったため展示をじっくりと観覧することができなかった。しかし、伊勢古市参宮街道資料館のホームページには特別企画展の内容が図録のようにまとめられていた。しかも今回の「大安旅館」についても・・・
伊勢古市参宮街道資料館を後にすると、VRで体感した「大安旅館」を頭に描きながらかつて「大安旅館」が建っていた場所を訪れるとARのようにオーバーラップさせた。
かつて「大安旅館」が建っていた場所（伊勢市中之町）
【特別企画展「大安旅館」について】
特別企画展「大安旅館」の詳細については、先のホームページに譲るとし、ここでは写真の列挙に留める。
平成30年度 特別企画展「大安旅館」（伊勢古市参宮街道資料館）
平成30年度 特別企画展「大安旅館」（伊勢古市参宮街道資料館）
平成30年度 特別企画展「大安旅館」（伊勢古市参宮街道資料館）
平成30年度 特別企画展「大安旅館」（伊勢古市参宮街道資料館）
平成30年度 特別企画展「大安旅館」（伊勢古市参宮街道資料館）
平成30年度 特別企画展「大安旅館」（伊勢古市参宮街道資料館）
