2018年08月01日(水) 御塩焼所での荒塩作り、御塩殿神社(皇大神宮 所管社) (車、徒歩)
伊勢市二見町西にある神宮の御塩浜にて採取された鹹水(塩分濃度が高い塩水)は樽に詰められ、御塩殿神社へと運ばれれていた。
【参考】
- 御塩浜から御塩殿神社へと運び込まれていた鹹水の樽 2018年07月30日
本日より荒塩作りが開始されると聞いたので仕事を終えると御塩殿神社の奥にある御塩焼所へと向かった。( 伊勢神宮の御塩作りの流れについては文末にリンクで紹介 )
なお以前は2日間に渡り夜間も荒塩作りが続けられたが、昨年より夜間の作業は取り止めて3日間に延長されたそうだ。
まだ、薄明るいなか、御塩殿神社の仮殿にてお参りを終えるとその裏手にある御塩焼所および御塩汲入所へ向かった。
御塩汲入所は二見浦海岸側の扉が外されていて、拝観者はその中を眺めることはできなかった。
御塩汲入所の前に置かれていた樽は先日とはその配置が微妙に変化していた。
御塩汲入所を過ぎて
御塩焼所の前に立つといつも閉じられている扉は開かれていた。
御塩焼所前の鳥居には榊が供えられ、平釜が掛けられた竈には薪が焚べられていた。
御塩焼所の中を眺めると無人で、いだし場には平釜から荒塩が取り出された状態だった。
今回で4回目の焚き上げとなり、開始されたばかりの様子だった。
平釜からはもうもうと白い湯気が立ち上リ続ける。
平釜には急激な変化がなかったため、視線を移すと樽の側面には採取された日と番号(通し番号?)が記されていた。「7/21 13」「7/24 14」「7/23 15」 微妙に疑問を抱きながら・・・
しばらくすると少しずつ暗くなり始めると御塩焼所の中でも動きが出始めた。
火加減を微妙に調節しているのだろう。
さらに暗さを増した頃、カメラと三脚を携えた知人がふたりやってきた。マジックアワーの御塩作りを撮影するとのことだった。
そろそろ仕上がるだろうと、じっと待っていたが・・・
御塩焼所を訪れてから約1時間半が経過した。(多数の蚊にまとわり付かれながら)
しかし仕上がるまではさらに1時間は掛かるだろうとのことだったため、私はこの場を後にした。
参道へ戻るとすでに闇の中になっていた。
【参考: 伊勢神宮の御塩作りについて】
- まもなく採鹹作業開始?(御塩浜) 2016年07月17日
- 五十鈴川から塩水が引き込まれた御塩浜(伊勢市二見町西) 2016年07月18日
- 採鹹作業が始められた御塩浜(伊勢市二見町西) 2016年07月21日
- 早朝に強雨が降った御塩浜(伊勢市二見町西) 2016年07月23日
- 本日も採鹹作業、早朝の御塩浜(伊勢市二見町西) 2016年07月25日
- 御塩焼所(御塩殿神社)での御塩焼き(荒塩の焚き上げ作業)、その予定は・・・ 2016年07月28日
- 御塩浜にて「浜をよせる」・「潮をおそう」(伊勢市二見町西) 2016年07月31日
- 御塩浜から御塩汲入所へ運ばれていた鹹水の樽(御塩殿神社) 2016年08月06日
- 御塩焼所での荒塩の焚き上げ作業(御塩焼き)、御塩殿神社(皇大神宮 所管社) 2016年08月08日
- 御塩殿祭の朝(御塩殿神社) 2016年10月05日
- 御塩護送と御塩殿での御塩焼固(御塩殿神社) 2016年10月08日
【参考】 御塩道 (御塩焼固にて完成した堅塩が外宮斎館へと運ばれる経路)
- 御塩道ウォーク2016 2016年07月18日