2018年12月23日(日) 扁額が傾き荒廃している大冨士稲荷大明神、跡(?)(伊勢市辻久留) (車、徒歩)
昨日は度会町からの帰途にこの道を通った。お稲荷さんのような建物を見かけたので早速に訪れた。
この道は何度も通っているが完全に通過点でしかなかった。
宮川を背にするとこのように二宇の社が建っている。
しかし、参道と思われる場所は草が伸び放題となっていた。
足の踏み場は選べない状態だったので、草を踏みつけながら参道を進むと
手前の建物がこちら。
その中は何も無い状態だった。ただし、所々に色褪せた朱色が残されていた。
さらに奥の建物へ近づくとこちらはまだしっかりとしたのもである。
扁額は傾いているが、
そこから「大冨士稲荷大明神」の社号が見て取れる。
格子からその中を覗くとこんな感じで、小祠などは残されている。
電気は止まっているのだろうか?
ただし、格子の扉を支える柱には「寒中御見舞」札の痕跡がある。一枚は「筋向橋商店会 青年部」のものだと確認できたが、もう一枚は「人協」の文字しか残されておらずどこの稲荷講であるのかは不明だ。
これ以上は不明なので大冨士稲荷大明神、跡(?)を後にした。
周囲も含めてかなりの荒れ具合だから、こちらはすでに跡となっているのだろう。
腰から下はこんな状態になっていた。
跡を見ると物悲しくなるものだ。
次のマップには[跡]として灰色の鳥居アイコンで付け加えた。
【参考】