2019年10月06日(日) 神御衣が奉織される両機殿めぐり(神麻続機殿神社・神服織機殿神社) (車、徒歩)
本日は両機殿と御塩殿をめぐり、鳥羽と志摩で写真展を観覧する計画を立てたところ【キタヰの妻】も同行することになった。まずは神御衣祭に向けて神御衣(荒妙・和妙)の奉織作業が進められていた神麻続機殿神社および神服織機殿神社(ともに皇大神宮 所管社)を訪れた。
神御衣については過去の記事に譲ることとし、ここでは両機殿を巡った記録を残しておこう。
【参考】
こちらは両機殿と往復しても歩いて一時間余りなので、神服織機殿神社付近の広場に駐車すると歩き始めた。神服織機殿神社には後で訪れることとし、まずはこちらの社叢を背にして・・・
道なりに進むと保津町に鎮座する天香山神社の前を通り、
さらに直進できる。その先は開けたこんな場所だ。この辺りは全面が水田だが、稲作を終えると枝豆が実をつける。
途中のふれあい学習畑には
抱えることができないほどの大きなかぼちゃが並んでいた。しかもその表面には文字が浮き出ている。傷を付けて作り出したのだろう。
突き当りを右へ進むと目的地である神麻続機殿神社の社叢が近づいてくる。
正面へまわり混むと、こちらでも左右は枝豆畑となっていた。
車止めが外された参道の鳥居を歩いてくぐると
まずは、斎庭の鳥居の先左手に鎮座する神麻続機殿神社にお参り。
神社の前に立て掛けられた榊は、その葉の色を変えていた。
神社の隣に位置する八尋殿では
荒妙(麻)が奉織されていた。
その上へ視線を送ると茅葺きの屋根や鰹木は傷みを増していた。
祝部さんから冊子「神宮の和妙と荒妙」をいただいた際に、仕上がり状況を確認したところ「こちらは本日で仕上がる予定です。」とのことだった。(天候にもよるが今は1週間足らずで仕上がるのだろう)
神麻続機殿神社を後にすると行きとは別のルートを選択した。振り返ってのパチリ。
帰りは畑地だけではなく、こんな所も通り抜けた。
その後、ここを通り
行きに背にした神服織機殿神社の社叢を目指した。
真っ直ぐな道を社叢に吸い込まれるように進むと
こちらでもまずは神服織機殿神社(斎庭の鳥居をくぐり左側)にお参り。
八尋殿に近づき
御垣の間から
八尋殿を眺めるとこちらは和妙(絹)が奉織されていた。
麻と絹では織機の構造がことなるので、形状、音などの違いを感じるのも楽しい。
【参考】
- 伊勢和紙による 篠原 龍 写真展「霊場熊野」(伊勢和紙ギャラリー) 2014年05月17日
また、八尋殿の上へと視線を移すとこちらも神麻続機殿神社と同様で茅葺き屋根や鰹木の傷みが激しい。
さらに斎庭の前付近ではこんな作業が進められていた。
水糸が引かれ、石が列べ直されている様子だった。どのようになるのだろうか? 再訪しなくては。
両機殿にて奉織作業の拝観を終えると続いては御塩焼固を求めて二見町へ向かった。