2019年12月21日(土) お参りしてから福井水路を確認しながらの社叢周回、神服織機殿神社(皇大神宮 所管社) (車、徒歩)
神麻続機殿神社(皇大神宮 所管社)を訪れた帰り道、神服織機殿神社(同)にも立ち寄った。
社叢に赤い色が際立つのは
ハゼの木のようだ。
鳥居をくぐり参道を進むと美しく掃き清められている。今日も朝から清掃されたのだろうか。
斎庭には冬の光が差し込んでいた。
鳥居をくぐると神服織機殿神社の前へ進みまずは神服織機殿神社に向かい、続いては左を向き、右を向き、お参り。
八尋殿を確認すると神麻続機殿神社と同様に傷みがひどくなっている。
特に鰹木はかなりのものだ。
誰もいないと思っていたら、斎館に人がいる気配を感じた。別の車両が駐車していたから・・・。
神服織機殿神社を後にすると
社叢の全景を確認してから
久しぶりの社叢の周囲を歩いてみた。獣道のような場所が所々で見られる。
こちらは福井水路とも呼ばれる神服織機殿神社の社域を貫く水路であり、大変な史実がある。(その内容については以下のリンクを参照)
今は農閑期なので使われていないが、今でも重要な用水である。
【参考】
- 神服織機殿神社を流れる水路(福井水路)を追いかけ福井文右衛門 代官に思いを馳せる 2018年05月13日
福井水路が社叢へ流れ込む場所を後にすると
社叢の周囲に続く道を北方向へ進んだ。
この先で
木々の間から望める水路を確認していたところ、犬を散歩されている男性がやっていた。
その男性に福井水路のことで話し掛けると神服織機殿神社談議となった。
年齢は75歳で、子どもの頃、機殿さんの祭りの時には参道に茶店が出ていた。
機殿さんには大変お世話になった。竈や風呂の薪にするため(社叢から落ちた)枯れ枝をいただいた。機殿さんに育てていただいたようなものだ。社叢の境界が松阪市と明和町の境界で、圃場整備されるまではこの辺りでも田んぼの間に林が点在していた。機殿さんの敷地はもっと広かった。
・・・
丁字路で男性と別れると私は社叢の北東角に建つこちらの碑を眺めていた。
この碑については先に紹介したリンクを参照されたし。
なお、福井水路はこの碑の後ろ付近から社叢を出る。
その流れを覗いてみるとたくさんの枯れ葉が積もっていた。春になると誰かが水路を清掃するのだろう。その時にはここへの参入が許可されるのか。それならば清掃を奉仕していみたいものだ。
そんなことを考えながら社叢を周回し、駐車した場所へ戻った。前方の笹薮が気になったので
振り返ってのパチリ。
福井水路は今も役立っている。